回想イベント&トピック

「弁当におかずなかった」~葛飾・もの忘れ予防フェスタで回想法

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 認知症について理解を深め、予防法を学ぶ「もの忘れ予防・フェスタin葛飾」が11月上旬、東京都葛飾区の区シニア活動支援センターで開かれました。昔を思い出し、脳を活性化させる「回想法」のコーナーが設けられ、来場した高齢者は展示された昭和10~30年代の日用品や学用品に触れながら、懐かしんでいました。

おひつやカツオ節削り、そろばん、アルマイトの弁当箱も

昔の日用品や学用品が並んだ回想法を紹介する部屋。「よみうり回想サロン」のDVDも上映された

 フェスタは区と区医師会が主催しました。回想法のコーナーでは、おひつやカツオ節削りが展示されたほか、木の机の上にそろばんが並びました。アルマイトの弁当箱を見た女性は「おかずがなく、恥ずかしくて蓋で隠して食べた」と子供時代を振り返っていました。

 読売新聞の過去の記事を収めたDVD「よみうり回想サロン」も上映されました。闇市や電化製品の「三種の神器」など昭和20年代、30年代の話題が取り上げられました。昭和39年(1964年)の東海道新幹線の開業を伝える記事を見た男性は、「熱海への新婚旅行に新幹線で行った」と振り返っていました。

利き手と反対の手で作業、普段と違う道歩こう

 フェスタでは、臨床心理士の浅見大紀さんが認知症予防をテーマに講演しました。認知症になりにくくするために、①利き手と反対の手で作業をする②普段と違う道を歩くなど――新しいことを生活に取り入れるようにと助言。わずかな時間でも運動をし、多くの食材を少しずつ食べるのも大事だと付け加えました。

運動の大切さを説く浅見さん

 加齢に伴うもの忘れは、思い出すのが苦手になった状態といいます。カレンダーへの書き込みやメモを使えば記憶を呼び起こしやすいとして、浅見さんは「高齢になっても頭にはたくさんの情報が入るし、手がかりがあれば思い出せます。自分を信じて前向きに生活してほしい」と訴えました。

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