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「回想」が人生を豊かにする~五木寛之さん「文芸春秋」に寄稿

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 作家の五木寛之さんが、月刊誌「文芸春秋」12月号に「『ひとりで死ぬこと』の幸福論」と題して寄稿し、50歳を超えた人生の後半生に「過去を振り返ることは非常に豊かな行為」と回想の大切さを強調しています。

 寄稿で五木さんは、お年寄りが昔を振り返ることが批判されがちな風潮に疑問を投げかけ、「昔話をして元気になるならば、できるだけ積極的に昔話をするほうがいい」と指摘。お年寄りには「圧倒的な記憶の集積」があり、「過去を振り返るという作業は、個人の歴史を検証すること」であり、「その国の歴史を検証すること」でもあるとしました。最後は、豊かな記憶に包まれて死んでいくことこそ、「充実した人生の終わり方」と結んでいます。

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 五木さんは「孤独のすすめ 人生後半の生き方」(中公新書ラクレ)でも、最後に「『回想』のすすめ」「『回想』が人間不信と自己嫌悪を癒(いや)してくれる」のタイトルで、「生活の中のどうでもいいような些細(ささい)な記憶のほうが、案外自分を癒してくれる」と思い出を振り返る重要性を強調。今年6月に掲載された読売新聞医療ネットワーク事務局のインタビューでも、「無限の回想の広野に身をひたすのは大事な時間」と回想の意義について語っています。

 

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