ケアの質向上へ回想法を学ぶ、認知症サポーター対象に研修会(30日・群馬県みどり市)
各地で行われる回想法に関するイベントや話題などを掲載します。情報を読売新聞医療ネットワーク事務局(iryou-net@yomiuri.com)へお寄せください。
群馬県みどり市は30日、認知症の高齢者や家族たちを支援するボランティアの「認知症サポーター」(※注)を対象に、笠懸公民館で回想法の研修会を開きます。高齢者が昔を思い出して語り合う回想法は、サポーターが高齢者と会話するきっかけ作りに活用できます。市は研修を通じ、ケアの質向上につなげたい考えです。
※認知症サポーターとは……
研修会では、理学療法士の山上徹也・群馬大学准教授が講師を務めます。高齢者に、竹馬やおはじき、げたなど昔の遊び、生活用具に触って思い出してもらう方法を伝えます。高齢者が昔の道具の使い方を思い出しながらサポーターに教えることで、自信を深め、互いの信頼関係を築きやすくなるというメリットも解説します。

桐生市で9月に行われた、認知症サポーターのステップアップ研修。参加者は昔の遊び道具を使った回想法の進め方を学びました。みどり市でも同様のプログラムが計画されています(在宅医療介護連携センターきりゅう提供)
<認知症サポーターステップアップ研修> (チラシから引用)
日 時 | 10月30日(火)午後7時~8時30分 |
場 所 | 笠懸公民館(群馬県みどり市笠懸町阿左美1581-1)交流ホール |
主 催 | みどり市、桐生市、在宅医療介護連携センターきりゅう |
協 力 | みどり市地域包括支援センター |
定 員 | 先着100人 |
対 象 | みどり市または桐生市在住で、これまでに認知症サポーター養成講座を受講した方 |
参加費 | 無料 |
申し込み・問い合わせ | 在宅医療介護連携センターきりゅう(電話:0277-32-5222、FAX:0277-32-5223)へ。 |