回想ニュース

「川遊び」「ラジオ番組」、記事で思い出すあの頃…横浜・わかたけ青葉

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 昔の新聞記事やニュース映像を題材にしたDVD「よみうり回想サロン」をもとに、記者がレクリエーションを進める「出前レク」が5月中旬、横浜市の特別養護老人ホーム「わかたけ青葉」で開かれました。70~90歳代の女性10人が参加し、思い出を語り合いました。

DVDを使って進められる「出前レク」。塩崎記者(左)が進行役を務めた

 水泳選手を問うクイズに即答

 DVDは昭和20年代のトピックスで構成されています。進行役の塩崎淳一郎記者がリモコンを操作し、テレビの画面から「『フジヤマのトビウオ』と呼ばれた水泳選手はだれ?」というクイズが流れると、間を置かずに「古橋広之進」と1人が答えました。

 古橋選手が1949年(昭和24年)、アメリカで開かれた1500メートル自由形の国際大会で世界新記録を出して優勝したことを伝える記事や、同じ頃の国内大会で他の選手を大きく引き離して泳ぐ様子を記録した動画が紹介されました。

「下着で泳いだ」「ラジオ番組の開始を待った」と思い出続々

 塩崎記者が「かつてはどこで泳ぎましたか?」と問いかけると、参加者はそれぞれ「みんな川で泳いだ」「水着がなく下着で水に入った」などと話し、若い頃を振り返りました。そんな中、「学校に温水プールがあり、1年中泳いでいた」と語る女性もいて、学校にプールがあることさえ珍しかった時代を過ごした一同を驚かせました。

 女性の間で大ヒットしたラジオ番組「君の名は」の放送時間は、銭湯の女湯が閑散となったと伝える記事が読み上げられると、会場から笑いが起き、「放送が待ち遠しかった」と懐かしむ声も出ました。

ニュース画面に見入る参加者たち

 高齢者たちが画面に集中

  ある参加者(92)は「戦後は、楽しいこと、つらいことのどちらもいっぱいあった。記事を見て、忘れないようにしないといけないと思いました」と話していました。

 「わかたけ青葉」の山口美智子施設長は「参加者が身を乗り出して映像を見ていたので、関心が高いと感じた。皆さんが集中している時間も長かった」と感想を語りました。

 出前レクは5月の別の日に、東京都品川区の介護施設「杜松(としょうホーム」でも実施されました。(米山 粛彦)

社会福祉法人 若竹大寿会
1989年(平成元年)に発足。現在は横浜市内27か所、東京都品川区内1か所の計28か所で、特別養護老人ホーム、訪問介護、サービス付き高齢者向け住宅などの介護福祉事業と、生活介護、自立生活アシスタント、共同生活援助などの障がい福祉事業、診療所などを運営している。

◇◇◇

 読売新聞社は、DVD「よみうり回想サロン・昭和20年代編①」を6月から発売するほか、このDVDを使ったレクリエーションを行うベテラン記者の派遣も有料で行います(下のロゴをクリックすると「よみうり回想サロン」ご案内ページに移動します)。

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