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先駆者として、「減塩」を発信し続ける…「味の素」食品事業本部家庭用事業部和風調味料グループ長・江村治彦さん

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総合食品メーカー「味の素」 食品事業本部家庭用事業部和風調味料グループ長 江村治彦さん

 「減塩」に取り組む企業の担当者に聞く、インタビューシリーズの最終回は、ブームの最前線を走る総合食品メーカーの味の素(本社・東京都中央区)。食品事業本部家庭用事業部和風調味料グループ長の江村治彦さんが登場する。他の企業に先駆け、11年前に減塩化商品の販売を始めた同社の取り組みについて聞いた。

世の中の減塩志向、根強さを実感

――従来品から塩分を50%カットした「やさしお」の販売を始めたのが2007年。他社に比べて先んじた取り組みですが、どういう背景があったのでしょうか。

 「お客さまの健康を第一に考える企業として、高まりつつあった減塩志向にお応えしたい、といった思いがありました。一方で、当時から減塩化の独自技術を持っており、それも追い風となりました。塩分をカットする方法の一つに、ナトリウム塩をカリウム塩に置き換えるというものがあります。それだけでは、カリウム塩の苦味が強く出て、おいしさが損なわれます。その苦味を、ポリグルタミン酸を加えることで抑えます。こうした独自技術で減塩に貢献できないかと思い、『やさしお』を開発しました。09年には、先の技術を生かした風味調味料として、減塩率30%の『お塩控えめの・ほんだし』、『コンソメ〈塩分ひかえめ〉』、『丸鶏がらスープ〈塩分ひかえめ〉』の三つの商品を発売しました」

――評判や売れ行きはいかがでしたか?

 「評判はとてもよかったです。塩製品全体の構成比としては、まだ1割に満たないくらいですが、塩の消費自体が徐々に減っている中、毎年売り上げを伸ばしています。実は、『コンソメ〈塩分ひかえめ〉』と『丸鶏がらスープ〈塩分ひかえめ〉』は、私が開発段階から携わった商品です。その後、5年間の海外勤務を経て、昨年の夏から『やさしお』と『お塩控えめの・ほんだし』の担当になりました。先の2商品の売れ行きが、担当していた当時に予想していたより堅調でした。驚かされると同時に、世の中の減塩志向が根強く続いていることを実感しました」

段階的に塩分カット率を上げ、味の改良も

――商品によっては、味の改良を加えたり、塩分カット率を上げたりしています。

 「今年、リニューアル版の『やさしお』と『お塩控えめの・ほんだし』を発売しました。『やさしお』は、塩分カットは50%のままで『よりおいしく、塩本来のまろやかな味を』をコンセプトにしています。一方、『お塩控えめの・ほんだし』は、発売当初の30%から段階的に10%ずつ減塩率を上げ、今回は60%カットしました。おいしさはそのままで、調味料として、技術的に可能な限り減塩化された商品ではないか、と自負しています」

――どのような技術的な工夫をしたのでしょうか?

 「いずれの商品も、グルタミン酸カルシウムを活用しています。ただ加えるだけではなく、独自の配合技術により、うま味を出すことに成功しました。それに加え、『お塩控えめの・ほんだし』では、原材料のカツオ節の配合にも工夫を凝らしました」

――「おいしくない」といった減塩商品に対するマイナスイメージはどのように払拭しましたか。

 「確かに、従来品に比べて、『味が物足りない』と感じるお客さまもいらっしゃるようです。一方で、減塩に対する根強いニーズの高まりがあるのも事実です。特別に設けられた減塩コーナーでのアピールに加え、常設棚の従来品の隣に減塩商品を並べてもらったり、商品のパッケージに減塩商品のラインアップを掲示したりして、減塩商品の良さ、おいしさを伝える努力を重ねています。あと、独自の通販チャンネルでも、減塩商品セットを提供しています」

「ふだんの食事で減塩」を提案し続けたい

――今後、減塩化を求める社会にどのように貢献していきますか。

 「従来品においては、絶えず『よりおいしく』を念頭に、さらなる品質改良を行っていく予定です。そのため、継続して技術開発に取り組んでいかなくてはなりません。将来的には、加工食品も視野に入れていければと思っています。

 世の中の減塩ニーズに応えていくには、新しい減塩商品を提供していくだけでなく、ふだん家庭で使う調味料をもとに、いかに減塩化していくか、という提案も大事だと感じています。減塩料理のレシピなどの発信を続けていきたいですね。

 味の素では、減脂・減糖・減塩といったように、様々な切り口でお客さまの健康課題に取り組んでいます。減塩分野の担当者として、ふだんの食事を通して減塩ができること、おいしく食べていただくことが減塩につながる、といったコンセプトで提案を続けていきたいと思っています」

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やさしお

やさしお

<減塩率 50%>
食塩相当量 46.0g
(100gあたり)
商品の詳しい情報は こちら

お塩控えめの・ほんだし

お塩控えめの・ほんだし

<減塩率 60%>
食塩相当量 14.0g
(100gあたり)
商品の詳しい情報は こちら

味の素KKコンソメ<塩分ひかえめ>

味の素KKコンソメ<塩分ひかえめ>

<減塩率 30%>
食塩相当量 26.8g
(100gあたり)
商品の詳しい情報は こちら

味の素KK丸鶏がらスープ<塩分ひかえめタイプ>

味の素KK丸鶏がらスープ
<塩分ひかえめタイプ>

<減塩率 30%>
食塩相当量 28.4g
(100gあたり)
商品の詳しい情報は こちら

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