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海外の回想法を学ぶ、野村豊子教授が講演…横浜

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 450回想野村180224介護や医療の現場で働く人や、認知症問題の識者らが回想法について学ぶ「回想法スキルアップ講座」(語りと回想研究会、回想法ライフレヴュー研究会の共催)が24日、横浜市・上大岡西のウィリング横浜で開かれた。

 講師は、回想法を日本に紹介し、広めた日本福祉大学大学院の野村豊子教授で、約40人が参加した=写真=。

 回想法は、懐かしい写真や道具を見て、古い記憶や楽しい思い出を語り合い、脳に刺激を与えることにより、高齢者の心の安定や認知症の予防・進行抑制につながるなどの効果が期待されている。

 野村教授は、カナダ、英国など世界各国で実践、研究されている回想法の具体例を説明した。その中では、好みのワインを味わいながら語り合うなどの「五感刺激法」のほか、英米では図書館を拠点に、本の読み聞かせとともに回想法が広く行われていることが紹介された。

 また、日本国内でも、名古屋市や北名古屋市では、各地区の「認知症予防リーダー研修」に回想法が取り入れられるなど、「海外でもなかなか見られないほどの先進的な試み」が進んでいると指摘した。

 野村教授は講演の最後に、「回想法は過去にこんな体験をした自分がいて、今、それを話している自分がその連続にあることを認識する行為ともいえる。人の現在と過去の橋渡しを促し、過去を生かしながら今の状況に向かう勇気を育む」と述べ、回想法の意義を強調した。

 参加者からは「回想法の奥深さをあらためて感じた」「『過去の経験を共有することで、その人への尊厳の気持ちが始まる』という野村先生の指摘に感銘を受けた」などの感想が聞かれた。

 

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