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マッサージチェアで社員の健康管理…ファミリーイナダ ~KENKO企業会から~

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  マッサージチェアの製造・販売を行っている「ファミリーイナダ」は、自社製品を社員の心身の疲労軽減に活用している。

修正イナダ1 大阪市の本社建物の一角には、最新型のマッサージチェア「インスパイア」が2台並ぶ。日中、社員が代わる代わるチェアに横たわり、10分前後の休息をとっている。1日1回、勤務時間中に利用することが推奨されているからだ=写真=。この最新機種は、全国の支店・営業所や工場にも置かれている。

 同社の山崎東奈はるな総務人事課長は、「マッサージチェアの利用を通じて、肉体疲労や精神的ストレスが軽減し、仕事の効率や生産性が高まることが期待される」と話す。

 インスパイアは、体をもみほぐすだけでなく、脈拍を測定して、マッサージを受ける前と後のストレス度の変化を数値化する機能もある。

 社員はそれぞれ、計測したストレス度のデータをUSBメモリーに保存し、部署単位で平均値を集計している。この数値が一定の基準値を超えた場合、該当する部署の所属長は、社員の健康状態への配慮や職場改善を求められる。ただ、「外回りの営業を担当する社員は、なかなかマッサージチェアを使う機会がなく、その点が課題だ」(東京支店業務グループの内田福松リーダー)という。

 健康意識を向上させることも、積極的に呼びかけている。総務人事課の四宮大介グループリーダーは、「予防医学の視点から家庭用医療機器を製造している会社として、社員には、しっかり自分の健康を管理してほしい、というメッセージを折に触れて伝えている」と話す。テレビ電話で行う週1回の全体朝礼では、新聞などに掲載された医療・健康記事を情報共有するなどしている。

修正イナダ2 また、鳥取県大山町の工場では、自動車通勤が多く、運動不足になりがちな社員のため、月1回、看護師やフィットネスクラブの講師を招き、健康学習を行っている=写真=。講習がきっかけで、工場の朝礼に腰痛予防運動が取り入れられたという。

 さらに同社は、社員を対象にした「健康ポイント制度」の導入を検討している。生活習慣病をテーマにした医師の講習会、歯のケアに関する研修会などに参加したり、リポートを提出したりすると、ポイントが付与される仕組みだ。歩数計の計測データもポイント対象として、高得点者を表彰することも検討している。

 「社員の健康を守るのが健康産業の使命」と自負する四宮グループリーダーは、「メンタル、フィジカル両面にわたって社員が健康で働き続けられるようサポートしていきたい」と話している。(塩崎 淳一郎)

 

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