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[女優 伊藤かずえさん]「食べるダイエット」で12キロ減!(下) 食事は「ベジタブルファースト」で

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――ダイエット料理のレシピ本も出されるようになると、お友達を呼んで料理をふるまう機会が増えたのでは?

 最近はホームパーティーを開くことはほとんどなくなりました。休みのときには、娘が仲良しの友達、それにそのママ友と一緒に外で過ごすことが多くなりました。ここ10年ぐらいは、毎年、大阪や熱海などへ一緒に旅行に出かけています。

 ママ友は心強いですよね。お互い子育ての悩みが一番多いので、思いを共有することもできますし。

1人で過ごす時間は、シュシュ作りに夢中

伊藤シュシュ

――最近は、髪留めやブレスレットに使うビーズでシュシュ作りに熱中されていると聞きました。伊藤さんのブログでは、作り方の紹介もされていますね。

 みんなでにぎやかに過ごすのもいいのですが、基本は1人で静かに過ごすことが好きなんですよ。ビーズシュシュを1つ作るのに7、8時間かかりますが、充実した時間になります。

――きっかけは何だったのですか?

 もともと何かを手作りするのが好きだったのです。4~5年ぐらい前、天然石などを通したブレスレットの「ストーンアップブレス」が流行して、これは自分でも作れるなと思ったのがきっかけです。材料を買って作り始めたら、見事にはまっちゃいました。洋裁も得意だったのですが、それも1人でいる時間を楽しむためでした。

――お嬢さんの身の回りのものも、手作りされるのですか?

 そうです。小さいときは、自分で生地を手にした娘に、「ママ、これで服を作って」と言われたりすると、喜んで作っていたのですが、今はもう頼まれることもありません(笑)。だから、最近では得意の洋裁もすそ直しやボタン付けぐらいしか出番がありません。

――女の子は高校生ぐらいになると、変わっていきますね。

 そうですね。親からは離れていきます。ちょっと寂しいけれども……。そんなときは、ママ友とカラオケに行きます(笑)。

痩せてから、娘の対応にも好変化が……

伊藤(下)替2

――お嬢さんとの関係はいかがですか?

 仲がいいと思っているのは私だけで、向こうからは「ウザい」とか言われています(笑)。

 私が太っていたときは、着る服について、娘は何も言わなかったのですが、最近は「ママ、こっちの服の方がかわいいよ」とか、「このアクセサリーをつけていきなよ」とか言ってくれるようになりました。私への対応がよくなった気がします。

――お嬢さんなりに、お母さんの健康を気にかけていたのでは?

 そうですね。それに、私自身も体調がよくなかったから、娘の前でもぶすっとしていたと思います。「家にいるときまでニコニコはできない」という感じで。

 ただ、ダイエット企画が終わった後、娘が書いた手紙を番組スタッフが持ってきてくれたんです。「お酒を飲み過ぎずに、これからも頑張ってね」と書かれていました。直接は言ってくれていないけれど、それを読んだときは、うれしかったですね。

「あと5年はしっかり働きたい」

――「食べるダイエット」に成功してからは、健康面だけでなく、母子関係もいい方に展開したわけですね。

 そうですね。思い切ってやってよかったと思います。テレビで恥はさらしましたけれども(笑)。

 レシピ本を出版してから、埼玉や名古屋などでトークショーを開いたのですが、同世代の40代、50代の女性が多く来てくださいました。体重をめぐるつらい思い出を語ったときには、会場全体がシーンとなるんですよ。「こんなに耳を澄ませて聞いてくれるんだ」と思って、こちらが感動しました。

 本のサイン会でも、「かずえさんの本で、あと3キロ痩せます」などと声をかけられます。そういう言葉は、逆にこちらの励みにもなりますよね。

――女優として、母親として、それから女性として、これから迎える50代、60代について、何かイメージをもっていますか?

 自分の先のことは、ほとんど何も考えていないです。自分より、今年16歳になる娘のことばかりですね。彼女が成人するまでは本当に頑張らなきゃと、母親としての責任は感じています。

 両親も高齢ですから、私が倒れちゃうと、みんな大変なことになってしまう。とにかくあと5年はしっかり働こうと思っています。健康第一です。

――伊藤さんの同世代の女性たちも、家庭と仕事の両立や更年期などに悩んだり、ストレスがたまったりしている人が多いはず。何かアドバイスがあればお願いします。

 まさに最近の私が通ってきた道ですね。

 1つアドバイスするとしたら、やりたくないような無理な運動はしない方がいいと思います。嫌になってやめてしまったら意味がないですから。

 だから、朝のラジオ体操でもいいので、続けられる運動をすること。そして、食事は野菜から食べ始める「ベジタブルファースト」にして、肉の脂も気にせず食べること。

 おいしいものをおいしく食べないと、体にも心にも、栄養になりませんよ!

伊藤かずえ2017(プロフィル用)

 伊藤かずえ【いとう・かずえ】

 1966年、横浜市生まれ。小学生の時、「内気な性格を変えよう」と、母親の勧めで劇団に入り、6歳から子役として活躍。81年映画「燃える勇者」のヒロインに抜擢(ばってきされ、84年放送の大映ドラマ「不良少女とよばれて」で演じたツッパリ少女役で脚光を浴びる。その後も「スクール☆ウォーズ」「ポニーテールはふり向かない」では主演を務め、大映ドラマに欠かせない存在になる。97年フジテレビ系「ナースのお仕事2」では、黒縁眼鏡姿の看護師役を好演した。現在は、映画・ドラマのみならず、旅番組やバラエティーなどで幅広く活躍。1女の母。40歳を過ぎた頃から太り始め、体調不良にも悩まされていたが、2016年、テレビのバラエティー番組でダイエット企画に挑戦し、大幅な減量に成功。今年6月に、自らのダイエット体験とレシピをまとめた「伊藤かずえが12キロやせたレシピ」(小学館)を上梓(じょうしした。

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[インタビュー]Women’s Paths