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[タレント いとうあさこさん]人生って、タイミング(上)「子ども欲しい!」アラフォーで“DNAの叫び”

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今は、「働いている人」が恋愛相手の条件です

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――その経験から、ご自身の恋愛観などに影響はありましたか?

 私は、自分がいわゆる「いい女」ではないのはわかっているので、恋愛相手にいくつも条件を挙げることはありません。
 20歳代の頃の条件は、「話していて楽しいこと」、そして「飲み食いの好みが合う」ことでしたので、当時の彼は両方とも満たしていた。つまり「働く」ことは条件外だったのです。人格的にも、とても好きだったので、働いているかはどうでもいいと思っていたんですね。
 でも今は、40歳代半ばも過ぎて。好きになる相手はほぼ同世代。その相手から「俺、ニートなんだ」と言われたら嫌なので、今の第1条件は「働いている人」(笑)。

 ――第1条件が「働いている人」!?(笑)

 ドラマのような熱い情熱までは求めませんが、自分自身に誇りを持ち、何かを一生懸命やっている男性は魅力的ですよね。仕事なんて楽しいことばかりじゃないし、嫌なことだってたくさんある。それでも一生懸命やっている姿はいいなと思います。
 例えば、お笑い芸人さんで、全然売れていないのに女性にもてる人が結構います。これって、仕事に一生懸命だから、そこがもてているんだろうなと思うんです。

――何かに一生懸命な人ってステキですよね。でも、条件はそれだけ?

 いや、コラムに書いたことがあるんですが、そう言いながら、相手に求める条件を書き出してみたら、ごまんと出てきたんですよ(笑)。「お箸の持ち方が汚いのは嫌だ」とかね。
 6月10日で47歳になるんですけど、この年齢になると、いろいろなことが経験的にわかるようになっちゃうというか、「こういう人は大体こうなんだよねぇ」と予測しちゃうことがあるじゃないですか。
 例えば、「細い車輪の自転車に乗っている人は嫌だ」とか(笑)。左折の時に風を感じて大きく膨らんで曲がったりするのを見ると超引いちゃう。「危ねえなぁ」ってね。「いつも食事するのは西麻布」という人とかもダメですね。「あんな電車がないところ行かないで」って思っちゃう。
 そんな細かい条件を挙げているうちに、もう好きな人は全然できなくなりました(笑)。

 ――好きな人ができないなんて、今後はどうするんですか?

 実は、43歳前後にちょっと焦っていたんです。すごく子どもが欲しかったんですよ。
 知り合いの産婦人科の先生にそんな話をしたら、「あさこさん、それはDNAの最後の叫びです」と言われてしまいまして……。
 43歳前後の1年は、「子どもが欲しい」「子どもが欲しい」……だから「結婚したい!」って強く思っていましたね。
 それがおさまってからは、まるで仙人のように静かになりました(笑)。

 ――今はなぎの最中ですか?

 凪です。焦りの反動かもしれないし、そのDNAの叫びが終わったのかもしれないです。

 ――結婚願望はなかったのですか? 誰かと付き合って一緒に住んでいれば、「結婚しちゃおう」となる人も多いと思います。世間の目とか、親のためとかいう理由もあるし。

 その強烈に「子どもが欲しい!」と思っていた頃に気づいたんですけど、「そういえば私、今まで結婚願望が湧いたこと、1回もなかったな」って。一緒に暮らした人と「結婚するんだろうな」と思ったことはあったんですよ。私、これまでに付き合った人、ほぼ全員の親御さんに会っているし。

 ――お相手のご家族にまで会っているんですね。ということは、お相手はその気だったのでは?

 それはわからないです。「いつか結婚するんだろうな」と思ったことはあったけれど、「『結婚したい』『子どもが欲しい』と思ったことはなかったなぁ」ということに、42、3歳で気づきました。
 30歳頃から10年ぐらい一緒に暮らしていた人とは、すごく仲も良かったんです。相手の親戚のおじさんとメール交換とかもしていたぐらい(笑)。それでも、何かタイミングのズレで別れてしまって。

 ――あまり形式にこだわらない性格なんでしょうか。こうでなくちゃいけないとか、これが正しいみたいなものに執着がない。

 そうかもしれませんね。ただ不思議なもので、その彼と別れた途端、仕事が来るようになったんです。12年間も売れずに水面下にいて、39~40歳で急に仕事をいただくようになった。それって、一般の皆さんの二十歳ぐらいに当たるわけですよね。
 「仕事が来たぜ!」「働くぜ!」っていう時期が、私の場合、女性の最後のタイミング、子供を産むという意味で最後のタイミングだったんですよね……。

>>[タレント いとうあさこさん](中)アラフォーでやっと「若手」の仕事が舞い込んだ

いとうあさこプロフィール用写真-500いとうあさこ
1970年、東京都生まれ。私立雙葉高校卒業後、1997年に専門学校の同級生と「ネギねこ調査隊」を結成。2001年に「進ぬ!電波少年」(日本テレビ系)の企画“電波少年的15少女漂流記”に参加。03年にコンビ解散後、ピン芸人「いとうあさこ」として活動を始めた。「エンタの神様」(同)では、ウクレレを弾きながらの自虐的な漫談。「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)では、1980年代のアイドルの細かすぎて伝わらないモノマネ。「爆笑レッドカーペット」(同)では、人気アニメ「タッチ」のヒロイン、南ちゃんのコスプレで自虐ネタを披露。「R-1ぐらんぷり2010」では、初の決勝進出を果たす。現在は、「ヒルナンデス!」「メレンゲの気持ち」「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)や「大竹まことゴールデンラジオ!」(文化放送)などにレギュラー出演中。6月19日(月)には東京都港区の草月ホールで単独公演『いとうあさこ20周年パーティー フルボディ~時の流れにまかせた身~』を開催する。

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