文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

変形性腰椎症

変形性腰椎症

へんけいせいようついしょう
Lumbar spondylosis

【初診に適した診療科】
整形外科
【どんな病気か】
変形性腰椎症は、腰椎の加齢変化により腰痛が起こる疾患です。通常は椎間板(ついかんばん)の加齢変化を基盤として、椎間関節や靭帯(じんたい)組織などにも、変性と呼ばれる変化を来し、その結果、筋肉組織を含め腰部の疼痛やだるさなどの局所症状をもたらします。
【症状の現れ方】
主な症状は腰痛です。通常は、朝起床時などの動作開始時に強く、動いているうちに軽減します。長時間の同一姿勢でも腰痛は増強します。
 腰痛の部位は腰部全体に漠然と感じる場合や、棘突起(きょくとっき)と呼ばれる正中の骨組織の周囲であったり、傍脊柱筋(ぼうせきちゅうきん)であったりとさまざまです。また、臀部(でんぶ)や大腿後面まで痛みを感じることもあります。とくに臀部の痛みは高頻度にみられます。
 変形が高度になると、外見上も体が側方に曲がったり(側弯(そくわん))、後ろに曲がったり(後弯(こうわん))し、腰痛のため長時間の立位が困難になってきます。
【治療の方法】
痛みに対する保存療法が基本です。薬物療法では、消炎鎮痛薬や筋緊張弛緩薬などを投与します。筋肉部分に痛みがある場合は、局所麻酔によるトリガーポイント注射と呼ばれる注射が効果的です。
 また、腰部に対する温熱療法や牽引療法などの理学療法も疼痛緩和に有効な場合が多く、ほかの治療法と組み合わせて行われます。症状が軽い時は、腰痛体操や軽い運動などで体幹の筋力をつけることも腰痛の予防や軽減に役立ちます。
【病気に気づいたらどうする】
本症の診断を受けた場合、まずは心配のいらない病名ですが、腰痛はさまざまな疾患で現れる症状ですので、症状に変化があれば整形外科を受診して再検査を受けたほうがよいでしょう。

(C)法研

医療相談室で見る

「変形性腰椎症」に関連する相談を見る