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医療大全

変形性関節症

変形性関節症

へんけいせいかんせつしょう
Osteoarthritis

【初診に適した診療科】
整形外科
【どんな病気か】
長年の使用や繰り返される負担、けがなどによって、関節(肘、膝、手、足、股関節など)の軟骨がすり減ったり、骨に変形が生じたりする病気です。
【原因は何か】
原因がはっきりしない加齢に伴う一次性と、何らかの原因で生じる二次性があります。二次性の原因には骨折、脱臼、靱帯損傷、半月板損傷などの外傷、痛風や化膿性関節炎などの炎症、小児の先天性の股関節の病気(臼蓋(きゅうがい)形成不全など)、スポーツや仕事などでの過度な関節の使用などがあげられます。
【症状の現れ方】
障害を受けている部位の関節に、痛みやはれ、変形などが起こります。
 たとえば変形性膝関節症では、初期に膝のこわばり感や、歩き始め・階段の昇降・長時間の歩行・立ち仕事のあとなどに痛みが現れます。初期でも炎症が強い時期には関節内に関節液がたまり、関節がはれて膝を曲げた時に強い痛みを伴うことがあります。
【治療の方法】
まずは痛みに対して安静、装具療法(足底装具、サポーターなど)、理学療法(電気治療、温熱療法など)、湿布、塗り薬、痛み止めの内服薬を用いた保存的治療を行います。痛みが強い場合は、局所麻酔薬とステロイド薬の注射を行うこともあります。
 変形性股(こ)関節症や変形性膝関節症では、股関節や膝周囲の筋力トレーニングも関節の安定性を高めるのに有効です。
 重度の変形があるなどして、日常生活に支障がある場合には手術が行われます。(1)切開または関節鏡を用いて、関節の動きを邪魔している関節内の遊離体や増殖した骨の切除を行う関節形成術(骨切り手術)、(2)人工関節で関節を置き換える人工関節手術、(3)機能的な形で関節を固定する関節固定術、(4)神経の圧迫を取り除く手術、などがあり、それぞれの関節ごとに選択されます。

(C)法研

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