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医療大全

閉塞隅角緑内障

閉塞隅角緑内障

へいそくぐうかくりょくないしょう
Angle-closure glaucoma

【初診に適した診療科】
眼科
【どんな病気か】
緑内障を発症メカニズムから分けると、閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障の2タイプがあります。正常な眼では角膜と水晶体の間にある房水が絶えず生成、排出され、そのバランスを保っています。閉塞隅角緑内障は房水の出口にあたる隅角が虹彩でふさがれることから排出が困難になり、房水がたまり眼圧が高くなります。男性より女性のほうが2~4倍多く生じ、加齢とともに増加します。
【原因は何か】
解剖学的因子と加齢変化、散瞳誘因があります。解剖学的因子には前房が浅い、眼軸長が短い(遠視)、角膜直径が小さい、水晶体が厚い、水晶体が前のほうに移動しているなどがあります。散瞳は急性発作の誘発原因として重要で、散瞳薬や興奮、暗い所などによって起こります。読書やうつ向き作業も急性発作の誘発原因とされています。
 閉塞隅角緑内障には房水の排出口が軽く閉じたり開いたりを繰り返し、症状が治まったり悪化したりしているうちに排出口が慢性的に閉じてしまい、じわじわ眼圧が上がる慢性型と、房水の排出口が急にふさがる急性型があります。

▼急性閉塞隅角緑内障
【症状の現れ方】
急性発作が起こると突然眼圧が高くなり、激しい眼の痛みや充血、眼のかすみ、頭痛、吐き気、嘔吐などが起こります。放置すると、ひどい場合は失明します。
【治療の方法】
治療の第一選択は点滴や内服、点眼による薬物治療とレーザー治療です。薬物でできるだけ眼圧を下げたあと、排出口を閉じている虹彩にレーザーで孔(あな)をあけ、通りをよくします。水晶体の変化が病因となることも多く、白内障手術を早めに行う場合もあります。レーザー治療で眼圧が下がらない場合や、レーザー治療が不可能なほど急性発作の程度が強い場合は、眼圧を下げる薬物治療や手術が必要になります。

▼慢性閉塞隅角緑内障
【症状の現れ方】
急性と病気のしくみは同じですが、自覚症状のないまま徐々に房水の排出口の閉塞が広範囲に進むことが多く、中期~末期で発見されることが多くなります。
【治療の方法】
治療は急性型と同様に、レーザー虹彩切開術が第一選択で、それでも眼圧が下がらない場合は薬物治療や手術が必要です。中期~末期の時点で発見されることも多いので、手術が必要になることが多いのが特徴です。

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