文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

環境過敏症

 現代の環境中には、これまでになかった化学物質や電波などがあふれている。微量の化学物質で体調を崩し、仕事や日常生活に支障をきたす化学物質過敏症をはじめ、風車や電気給湯器(エコキュート)から発生する聞こえない超低周波音(振動)や、携帯電話基地局などが出す電磁波で被害を受けたと訴える人たちが増えている。

 いずれの過敏症も、頭痛、めまい、不眠が代表的症状で、まずは原因から遠ざかることが回復の第一歩。体内のミネラルバランスが崩れて抵抗力が落ちているため、ミネラルやビタミンを食事から多く摂ったり、添加物の少ない食事に変えたりして、生活習慣を整える。適度な運動も効果が知られている。抗うつ薬や抗不安薬が効く場合もある。

 しかし、これらの過敏症を治療できる医療機関は全国でも数か所にとどまる。化学物質過敏症は病名として認められているが、治療のガイドラインはまだ確立されていない。携帯電話の普及とともに急増している「電磁波過敏症」は、まだ診断法もなく、精神疾患と決め付けられるケースが目立つ。

「環境過敏症」に関連する記事

付き合い方