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コラム

いのちは輝く~障害・病気と生きる子どもたち

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 風邪は早めの風邪薬で治す? 真夜中の突然の発熱はコワイ?……。ヨミドクターで2017年6月まで1年間にわたって連載されたコラム「 松永正訓の小児医療~常識のウソ 」が、中公新書ラクレ『 子どもの病気 常識のウソ 』(中央公論新社刊)として本になりました。

 名畑文巨ロンドン展報告

腸が飛び出た腹壁破裂を出生前のエコー検査で発見 二つの手術室を確保し、帝王切開後すぐに全身麻酔で…

 赤ちゃんの腹壁異常には、臍帯(さいたい)ヘルニアと腹壁破裂という二つの疾患が含まれます。前者は臍帯(へその緒)から腸が飛び出し、後者はへその脇の穴から腸が飛び出すという違いがあります。臍帯ヘルニアでは、腸だけでなく…

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松永正訓緊急寄稿「死にたい。でも、死ぬ方法が分からない…と泣いたわが子は性同一性障害」 杉田議員擁護の雑誌特集に涙し

 自民党の杉田水脈衆議院議員が「LGBTは生産性がない」と述べたり、杉田議員の論文を擁護する「そんなにおかしいか」という特集を月刊誌「新潮45」が組んだりしています。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トラ…

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重い水頭症に加え、キアリ奇形で呼吸が困難な赤ちゃん 「この手で助けてください」と、父は涙を流し…

 新生児科の先生から連絡を受けたのは、定時の小児外科の手術がすべて終わった昼下がりでした。新生児集中治療室(NICU)に赤ちゃんが緊急入院したのですぐに来てほしいと言います。私たちはNICUへ急ぎました。頭の中が水に置き…

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小児がんとの闘い(3) 抗がん剤の毒性で一度止まった心臓 治療の継続はあまりにも残酷だと…

 千里ちゃん(仮名・3歳)のおなかの中には、手術で摘出できないくらい大きな小児がんがありました。その小児がんは大変珍しいタイプで、血圧を上昇させるホルモンを放出していました。したがって、千里ちゃんは3歳であるにもかかわら…

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小児がんとの闘い(1) 「見捨てるんですか!」母の一言で治療を続行 抗がん剤の重い副作用を乗り越え

 小児がんは80%が治る時代になったと言われます。しかしそれは主に、小児白血病と、転移のない小児固形がんのことです。私は大学病院に在籍していた当時、神経芽腫という固形がんを治すことに全力を挙げていました。神経芽腫は、…

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いのちは輝く~障害・病気と生きる子どもたち

 生まれてくる子どもに重い障害があるとわかったとき、家族はどう向き合えばいいのか。大人たちの選択が、子どもの生きる力を支えてくれないことも、現実にはある。命の尊厳に対し、他者が線を引くことは許されるのだろうか? 小児医療の現場でその答えを探し続ける医師と、障害のある子どもたちに寄り添ってきた写真家が、小さな命の重さと輝きを伝えます。

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松永正訓(まつなが・ただし)

1961年、東京都生まれ。87年、千葉大学医学部を卒業、小児外科医になる。99年に千葉大小児外科講師に就き、日本小児肝がんスタディーグループのスタディーコーディネーターも務めた。国際小児がん学会のBest Poster Prizeなど受賞歴多数。2006年より、「 松永クリニック小児科・小児外科 」院長。

『運命の子 トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』にて13年、第20回小学館ノンフィクション大賞を受賞。2018年9月、『発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年』(中央公論新社)を出版。

ブログは http://wallaby-clinic.asablo.jp/blog/

名畑文巨(なばた・ふみお)

1958年、大阪府生まれ。外資系子どもポートレートスタジオなどで、長年にわたり子ども撮影に携わる。その後、作家活動に入り、2009年、金魚すくいと子どもをテーマにした作品「バトル・オブ・ナツヤスミ」でAPAアワード文部科学大臣賞受賞。近年は障害のある子どもの撮影を手がける。世界の障害児を取材する「 世界の障害のある子どもたちの写真展 」プロジェクトを開始し、18年5月にロンドンにて写真展を開催。大阪府池田市在住。

ホームページは http://www.fumionabata.com/index.html

名畑文巨ロンドン展報告

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