まるで夫婦漫才?! お互いを「ボケ」扱いの父と母

「認知症」と本人に言ったら怒られる?認知症の進んだおばあちゃんに「まったく、おばあちゃんはボケちゃって」と言ったら、「私は、まだ、ボケてなんかいないわよ!」と怒られた――というのはよく聞く話ですが、コレ、我が家でも「認…
コラム
認知症の父の介護と幼い息子の育児で、ライターの岡崎杏里さんは今日もてんてこ舞い! 「ダブルケア」の日々で生まれる涙と笑いのエピソードを日野あかねさんの漫画とともにお届けします。
「認知症」と本人に言ったら怒られる?認知症の進んだおばあちゃんに「まったく、おばあちゃんはボケちゃって」と言ったら、「私は、まだ、ボケてなんかいないわよ!」と怒られた――というのはよく聞く話ですが、コレ、我が家でも「認…
父さんがインフル?楽しいお正月休みが一転イベント大好きな父さんが、「クリスマス会と餅つき大会がありますよ~」というスタッフの誘いに乗って、「年末年始はショートステイで過ごしたい」と自らリクエストしてきました。母さん…
たー君は認知症のじいちゃんしか知らない前回のコラムで述べた通り、認知症の父さんは、私の息子のたー君にとってはちょっと風変わり(?)なじいちゃんです。大人ならば、認知症がどういうものか理解していますし、父さんのトン…
リモコンの奪い合いは激しくも静かにある日、私の息子のたー君が岡崎家の居間のテレビで大好きなアニメを見ていました。そこへデイサービスから帰ってきた父さんが、たー君が握りしめていたテレビのリモコンを取り上げて、自分の好き…
散髪中に雑誌を開く姿は、まさに「あるある」父さんが通っているデイサービスには月に1度、理容師さんが出張してきて、施設内で髪を切ってくれます。散髪には介護保険が使えないので全額自費ではあるものの、家族にはありがたいことこ…
頭の中はいつも秋認知症の検査や介護保険の要介護認定の調査などでは、「変化するもの」の質問は定番のようです。たとえば、季節、年齢、日付などの質問がそれにあたります。認知症になると、誕生日などの「変化しないもの」の記憶は…
父さんの視点になってみる認知症になってしまった父さんから見た世界を体験できるバーチャルリアリティー(VR)がある――。そんな情報を小耳に挟んだ私は、「なにソレ、気になるーっ!!」と、そのVRを体験できるというセミナーに…
「あの臭い」について専門家に聞いてみた2月26日のコラムで、「父さんが認知症になったら、加齢臭が減った」と書かせていただきました。それに対して「それは加齢臭でなくミドル脂臭では?」というコメントを頂戴しました。初めて…
介護生活20年、誰も教えてくれなかった「大切なこと」日本各地で大きな自然災害が立て続けに発生している中、介護関係のお仕事をしている知人と「介護と防災」について語り合う機会がありました。その会話の中で「岡崎さんが住…
食への情熱がパワーアップこのコラムをいつもお読みになってくださっている方には、我が家の父さんは食べ物に対する並々ならぬ情熱があり、それが認知症になってよりパワーアップしていることがお分かりだと思います。そんな父さ…
1 / 3