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腰痛 排尿障害出たら手術…椎間板ヘルニア 薬を注入する治療も

  腰痛は、2019年の国民生活基礎調査で男性が訴える自覚症状の1位、女性の2位で、国民病とも言われている。さまざまな要因で起きるが、背骨の中の神経の通り道「脊柱管(せきちゅうかん)」が狭くなって起こる「腰部脊柱管狭窄…

  腰痛は、2019年の国民生活基礎調査で男性が訴える自覚症状の1位、女性の2位で、国民病とも言われている。

さまざまな要因で起きるが、背骨の中の神経の通り道「脊柱管せきちゅうかん」が狭くなって起こる「腰部脊柱管狭窄きょうさく症」や、背骨と背骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が飛び出して起こる「腰部椎間板ヘルニア」が代表的だ。

  治療の基本は、痛み止めの薬やコルセットなどの装具、適度な運動などによる「保存療法」だ。手術は、改善がみられない場合に検討される。

 読売新聞は20年9~11月、整形外科中心の日本脊椎脊髄病学会の指導医と、脳神経外科中心の日本脊髄外科学会の指導医・認定医が所属する1176医療機関に19年の治療実績を調査した。

 腰部脊柱管狭窄症は、加齢に伴い、骨が変形するなどして脊柱管が狭くなり、神経を圧迫し、腰痛や下半身の痛み、しびれを起こす。歩いている時に痛みやしびれが出て、前かがみになって休むと楽になることが多い。

 脚に力が入らない場合、尿の出にくさ、漏れなどの症状が出た場合は早めの手術が勧められる。背骨の一部を切除して神経への圧迫を取り除く。背骨がずれて不安定になっている場合は、背骨を金属などで固定するケースもある。

 椎間板ヘルニアは、椎間板が飛び出して神経を圧迫し、痛みを生じさせる。20~40歳代に多く見られる。保存療法で改善することが多いが、痛みが悪化する場合などは手術を検討する。

 手術以外の治療として、椎間板に薬を注入してヘルニアを縮小させる「椎間板内酵素注入療法」が、18年に保険適用になり、普及し始めている。手術に比べて治療時間が短く、身体への負担も軽いが、治療は1度しか受けられない。まれに副作用でアレルギー症状が起こることがある。

 腰痛の場合、手術をしても、痛みやしびれなどの症状が残るケースもある。このため、精神科医や臨床心理士などの専門家と連携して治療に当たるケースも出てきている。

 福島県立医大の整形外科教授、大谷晃司さんは「痛みやしびれの症状のつらさ、日常生活への支障の程度などを踏まえ、主治医らとよく相談して、治療を選んでください」と話している。(久保晶子)


データの見方(2019年治療実績、手術の単位は人)

腰部脊柱管狭窄症手術 「椎弓ついきゅう切除術・椎弓形成術」と「脊椎固定術」の合計人数。

《うち75歳以上》


 A.椎弓切除術・椎弓形成術 腰部脊柱管狭窄症の手術のうち、神経を圧迫している背骨の一部を切除し、切除後に背骨を修復する手術。

 〔Aのうち、MEL(内視鏡下)〕内視鏡下椎弓切除術の略称。内視鏡を用いた手術で,背中の傷口が2センチ程度で済む。傷を小さくすることで、身体への負担を軽減する狙いがある。

 〔Aのうち、FESS・経皮的内視鏡下〕椎弓切除術・椎弓形成術のうち、直径7ミリとより細い内視鏡を用いた手術。適応となる病態が限定される。

 〔Aのうち顕微鏡下〕椎弓切除術・椎弓形成術のうち、手術用顕微鏡を用いて行う手術。内視鏡と同様、背中の傷口が2センチ程度で済む。

 B.脊椎固定術 腰部脊柱管狭窄症の手術のうち、ずれて不安定になった背骨を金属などで留めて安定させる手術。


椎間板ヘルニア・椎間板摘出術 神経を圧迫している椎間板ヘルニアを切除する手術。

 〔MED(内視鏡下)〕内視鏡下椎間板摘出術の略称。内視鏡を用いて椎間板ヘルニアを切除する手術で,背中の傷口が2センチ程度で済む。傷を小さくすることで、身体への負担を軽減する狙いがある。

 〔PELD/FED・経皮的内視鏡下〕直径7ミリとより細い内視鏡を用いて椎間板ヘルニアを切除する手術。

 〔顕微鏡下〕手術用顕微鏡を用いて椎間板ヘルニアを切除する手術。内視鏡と同様、背中の傷口が2センチ程度で済む


椎間板内酵素注入療法 注射で椎間板ヘルニアを縮小させる治療法。手術と保存療法の中間的な位置づけ。


保存療法 痛み止めの薬や神経ブロック、運動療法などの保存療法を自施設で行っているかどうか(2020年9月現在)。手術に特化している病院もある。


他院から紹介された腰部疾患の患者数


腰・首の痛みに対する集学的な取り組み 整形外科医や脳神経外科医だけでなく、精神科医や臨床心理士、看護師、理学療法士など多職種で痛みやしびれに対応しているかどうか。
 「院内に専門の部署などがある」「今後取り組む予定」「取り組みを行う地域の医療機関(痛みセンターなど)と連携を取っている」などを聞いた。

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腰の病気

病院名
都道府県
市区町村
腰部脊柱管狭窄症手術
腰部脊柱管狭窄症手術 うち75歳以上
腰部脊柱管狭窄症手術 A椎弓切除術・椎弓形成術
AのうちMEL(内視鏡下)
AのうちFESS・経皮的内視鏡下
Aのうち顕微鏡下
腰部脊柱管狭窄症手術 B脊椎固定術
腰部椎間板ヘルニア 椎間板摘出術
うちMED(内視鏡下)
うちPELD/FED・経皮的内視鏡下
うち顕微鏡下
腰部椎間板ヘルニア 椎間板内酵素注入療法
保存療法
他院から紹介された腰部疾患の患者数
腰・首の痛みに対する集学的な取り組み
札幌南整形外科病院 北海道 札幌市南区 235 114 35 0 0 35 200 63 9 0 45 2 ①自施設で行っている - c)病院内にはないが、多職種による集学的なアプローチを行う地域の医療機関(痛みセンター)などと連携をとっている
新札幌整形外科病院 北海道 札幌市厚別区 234 84 89 0 0 0 145 14 5 0 0 0 ②自施設では行っていない - d)現在もなく、今後取り組む予定もなく、c)の連携も行っていない

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