文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

病院の実力

検索条件

病名・テーマ 腰痛(症)
地域 未選択
病院名 未入力

該当病院733か所

腰痛手術、「低侵襲」で負担減…保存療法と比較、最良の選択

 背骨(脊柱)の中には脊髄という神経が通っており、全身に枝分かれしている。これらの神経が何らかの原因で圧迫されると、腰に痛みやしびれが出ることがある。治療は、腰の動きを制限するコルセットを付けたり、痛み止めの薬を服用した…

 背骨(脊柱)の中には脊髄という神経が通っており、全身に枝分かれしている。これらの神経が何らかの原因で圧迫されると、腰に痛みやしびれが出ることがある。治療は、腰の動きを制限するコルセットを付けたり、痛み止めの薬を服用したりする「保存療法」が基本となる。ただし、痛みが強く、日常生活に支障が出る場合などのケースでは、神経の圧迫を取り除く手術を検討する。

20170605-byoin

 「椎間板ヘルニア」は、腰の骨と骨の間でクッション役として働いている椎間板が飛び出し、神経を圧迫して腰が痛む病気だ。「脊柱管狭窄きょうさく症」は、加齢によって椎骨をつなぐ靱帯じんたいが厚くなったり、椎骨がずれたりして、神経が通る脊柱管が狭くなって起こる。

 一覧表では、これらの腰の代表的な病気の手術を受けた人数を載せた。

 また、手術のうち、体の負担が少ない「低侵襲手術」を受けた人数も明示した。低侵襲手術は、内視鏡や顕微鏡を使うことで、皮膚を切り開く傷口が通常よりも小さい2~3センチで済む手術だ。術後の痛みが軽かったり、手術の回復が早いことで、入院期間が短くなったりするなどの長所がある。

 ただ、低侵襲手術は、難易度は高くなる。日本整形外科学会は、内視鏡を使った脊椎手術について技術認定医を公表しており、ホームページで確認できる。

 腰痛治療で注意したいのは、必ずしも手術が最良の治療とは限らない点だ。椎間板ヘルニアは、手術をしなくても1年後には9割以上が回復するとの研究報告もある。また、脊柱管狭窄症の手術では、痛みは改善しても、しびれが残る場合もある。手術が必要かどうかは医師によく相談する必要がある。日本脊椎脊髄病学会の元理事長で、福島県立医大常任顧問の菊地臣一さんは「絶対に手術が必要というケースは実は少ない。手術を受けた患者さんの人数を参考に、施設の治療方針を確認した上で、自身のケースでは自然経過も含めたどのような治療が望ましいのかを医師とよく相談してほしい」と話している。

▼調査方法

読売新聞は2017年2~3月、主に整形外科医でつくる日本脊椎脊髄病学会と、主に脳神経外科医でつくる日本脊髄外科学会がそれぞれ認定する指導医が勤務するなどの計843施設を対象に、16年に手術を受けた人数などを尋ねる調査を実施した。


▼データの見方

・「―」は無回答、または不明

・2016年1~12月の実績

・数字は手術を受けた人数

○内視鏡下椎間板摘出術

腰椎間板ヘルニアの低侵襲手術の一つ。カメラがついた筒を切り開いた口から入れて、画像を見ながら行う。筒を入れる8~16ミリが傷口になる。

○顕微鏡下椎間板摘出術

腰椎間板ヘルニアの低侵襲手術の一つ。傷口から両眼でみる顕微鏡で視野を拡大する。傷口は3センチ程度。

○椎弓切除術

脊柱管狭窄症の手術の一つ。脊柱管を広げるため椎弓と呼ばれる椎骨の一部を削り除圧する。

○椎弓形成術

脊柱管狭窄症の手術の一つ。椎弓と呼ばれる椎骨の一部を切開し、患者自身の骨や人工骨を挿入して脊柱管を広げ、脊髄の圧迫を取り除く。

○脊椎固定術

腰部脊柱管狭窄症の手術の一つ。背骨のずれた椎骨を動かないようにねじ留めする。

つづきを読む

腰痛

病院名
都道府県
市区町村
①腰椎間板ヘルニアの手術(人)
①のうち、内視鏡下椎間板摘出術(人)
①のうち、顕微鏡下椎間板摘出術(人)
②腰部脊柱管狭窄さく症の手術(人)
②のうち、椎弓切除術・椎弓形成術(人)
椎弓切除術・椎弓形成術のうち、内視鏡手術(人)
椎弓切除術・椎弓形成術のうち、顕微鏡手術(人)
②のうち、脊椎固定術(人)
脊椎固定術のうち、内視鏡手術(人)
脊椎固定術のうち、顕微鏡手術(人)
麻生整形外科病院 北海道 札幌市北区 100 69 14 145 101 43 9 44 0 4
えにわ病院 北海道 恵庭市 96 20 0 604 272 0 0 332 0 0

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
読売新聞販売店から届いた招待状をご用意ください。

一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。

「全体を見る」でアンケート結果を見る時、「データの見方」が付いていない場合があります。「病名・テーマ」の検索結果ページの解説記事をご参照ください。

医療大全で見る

医療大全では、病気のほか、検診・治療・付き合い方など、項目ごとに整理された記事を読むことができます。

医療大全で「腰痛(症)」を見る

医療相談室で見る

「腰痛(症)」に関連する相談を見る