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がん治療の疑問や不安解消…「相談支援センター」情報を提供

 がん患者や家族、地域の人々に対し、がんの治療や療養、生活に関わる事柄など幅広い分野の相談に応じ、情報を提供するのが「がん相談支援センター」だ。読売新聞は2019年8~10月、がん相談支援センターがある全国のがん診療…

 がん患者や家族、地域の人々に対し、がんの治療や療養、生活に関わる事柄など幅広い分野の相談に応じ、情報を提供するのが「がん相談支援センター」だ。

 読売新聞は2019年8~10月、がん相談支援センターがある全国のがん診療連携拠点病院417施設にアンケートを行った。

 がん診療連携拠点病院には、厚生労働省が定めた指定要件の一つに、相談支援センターの設置が義務づけられている。受診者に限らず、院外の患者や家族、地域の住民、医療機関からの相談にも応じている。

 センターの業務は、(1)がんの標準的な治療などの情報提供(2)入院や外来の待ち時間といった地域の医療機関に関する情報収集や情報提供(3)主治医以外に意見を求めるセカンドオピニオンの提示が可能な医師の紹介(4)がん患者の療養、就労などに関する相談(5)医療関係者と患者会などが共同で活動する際の支援――など幅広い。

 相談は、主に看護師や医療ソーシャルワーカー(MSW)が対応している。国立がん研究センターのがん対策情報センターが定めた研修を受けた、専従(業務の8割以上)と専任(同5割以上)の相談員を相談支援センターに1人ずつ置くことが義務づけられている。回答全体では、1施設あたり看護師は平均3.2人、MSWは同3.6人だった。退院支援や緩和ケアチームなどの業務と兼務する相談員も多い。

 相談支援センターの存在や相談対象、活動内容の周知、広報も課題の一つだ。相談しやすさの目安の一つとして、患者たちが直接訪れる相談窓口だけでなく、直通電話やメールでも相談を受け付けているセンターを一覧表に示した。

 各センターが18年に受けた主な相談内容のうち、最多は「がんの治療」(109件)だった。次いで、「医療費・生活費・社会保障制度」(100件)、「不安・精神的苦痛」(97件)、「症状・副作用・後遺症」(86件)、「転院」「在宅医療」(各73件)が多かった。

 最近は、ゲノム医療などの最先端医療や治験(臨床試験)を自分も受けられないかという相談が増えている。

 国立がん研究センターのがん情報提供部長の高山智子さんは「患者や家族がネットなどで情報を集めた結果、自分の状況とは異なる情報で混乱して相談に来るケースも見受けられる。センターは、信頼できる情報を一人一人に合うように交通整理する役割も担っている。疑問や不安を解決する一助にしてほしい」と話す。(久保晶子)


データの見方(2018年の相談件数等、かっこ内は単位)
【相談支援センターの職員数】いずれも(人)
1. 職員数・常勤
2. 職員数・非常勤(兼務含む)
3. 看護師(常勤・非常勤)
4. MSW(常勤・非常勤):メディカルソーシャルワーカー
5. 事務職(常勤・非常勤)
6. その他(常勤・非常勤)
【2018年1年間の相談件数】(件)
7. 相談件数
【上記相談の内訳・実人数ベース】(人)
8. 患者本人のみ
9. 患者本人とその付き添い
10. 患者家族・親戚
11. 友人・知人
12. 一般
13. 医療・福祉関係者(院内)
14. 医療・福祉関係者(院外)
15. 不明・その他
【相談を受け付ける方法:下記のうち、対応している方法すべてを答えてもらった】
16. (1)受付窓口(直接訪問)、(2)電話(代表電話経由)、(3)電話(直通電話)、(4)Eメール、(5)FAX、(6)その他
【2018年に対応した主な相談内容:がん相談支援センターによる「相談のための基本形式」の「相談記入シート」26分類から3つ選んでもらった】(下記省略もあり)
17. 1.がんの治療、2.がんの検査、3.症状・副作用・後遺症、4.セカンドオピニオン、5.治療実績、6.臨床試験・先進医療、7.受診方法・入院、8.転院、9.医療機関の紹介、10.がん予防・検診、11.在宅医療、12.ホスピス・緩和ケア、13.食事・服薬・入浴・運動・外出など、14.介護・看護・養育、15.社会生活(就労・仕事・就学・学業)、16.医療費・生活費・社会保障制度、17.補完代替療法、18.生きがい・価値観、19.不安・精神的苦痛、20.告知、21.医療者との関係・コミュニケーション、22.患者―家族間の関係・コミュニケーション、23.友人・知人・職場の人間関係・コミュニケーション、24.患者会・家族会(ピア情報)、25.グリーフケア、26.その他
【広報活動:患者やその家族、地元の方に対して行っている下記の活動のうち、該当するものすべてを選んでもらった】
18. (1)院内で行う茶話会・講演会など、(2)院外(地域イベント・祭りなど)で行う講演会や集会など、(3)自治体の広報誌などに情報提供を掲載、(4)図書館などに相談支援センターの紹介、行事のチラシを設置するなど、(5)その他(センター独自の活動など)
【相談者への配慮:患者や家族が相談センターに訪問や相談しやすいように行っている相談室に関わる配慮や工夫を下記からすべて選択してもらった】
19. (1)プライバシーに配慮した場所に設置、(2)インテリアに配慮し、リラックスして相談できる雰囲気を作る、(3)初めての人にも場所がすぐわかるような「矢印」など動線を考えて表示する、(4)その他(センター独自の取り組みなど)

以上

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病院名
都道府県
市区町村
職員数(常勤)(人)
職員数(非常勤)(人)
看護師計(人)
MSW計(人)
事務職計(人)
その他計(人)
2018年の相談件数
相談者/患者本人のみ(人)
相談者/家族本人と付き添い(人)
相談者/患者家族・親戚(人)
相談者/友人・知人(人)
相談者/一般(人)
相談者/医療・福祉関係者(院内)(人)
相談者/医療・福祉関係者(院外)(人)
相談者/不明・その他(人)
相談方法①直接訪問、②代表電話、③直通電話、④Eメール、⑤FAX、⑥その他
主な相談内容(26の選択肢より3つまで)
広報活動①茶話会・講演会、②地域イベント、③自治体広報誌掲載、④図書館などにチラシ設置、⑤その他
相談者への配慮①プライバシー、②リラックス、③場所をわかりやすくする印、④その他
KKR札幌医療センター 北海道 札幌市豊平区 16 3 11 4 4 - 959 303 405 - - - - - - ①②③ 1:がんの治療、3:症状・副作用・後遺症、16:医療費・生活費・社会保障制度
函館五稜郭病院 北海道 函館市 11 0 6 4 1 0 1474 594 197 - - - - - - ①② 1:がんの治療、8:転院、16:医療費・生活費・社会保障制度 ①②③④ ①②

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