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該当病院287か所

院内感染 チームで防ぐ

 活動時間充実度の目安病気の治療自体はうまくいっても、手術時などの院内感染で容体が悪化したり、命を落としたりする場合がある。救えるはずの命を救えない悲しい結果になるのをできる限り防ぐため、院内感染対策の取り組みは重要…

活動時間 充実度の目安

 病気の治療自体はうまくいっても、手術時などの院内感染で容体が悪化したり、命を落としたりする場合がある。救えるはずの命を救えない悲しい結果になるのをできる限り防ぐため、院内感染対策の取り組みは重要で、医療のレベルを上げる一助となる。

 今回のアンケートは、院内感染の発生状況を報告する厚生労働省の「院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)」で、手術時の感染を調べる部門(手術部位感染部門=SSI)に参加している450病院を対象に今年3~4月実施し、289病院(回答率64%)から回答を得た。質問は、各病院の院内感染対策の体制について聞いた。

 一覧表にある「専従者」は、院内感染対策に専従して担当する職員の人数を示した。多くが看護師を1人、専従者として配置している。調査した各病院は、専従者以外に、医師、看護師、薬剤師、事務職員ら他職種にまたがる職員からなる院内感染対策(感染制御)チームを組んでいる。

 次の項目「100床当たり週実働時間」は、院内感染対策チーム全メンバーの1週間の活動時間数をベッド数100床当たりに換算した数字で、取り組みの充実度を推し量る一つの指標とした。一覧表は、都道府県ごとに、この数字が多い順に掲載している。

 「調査対象手術」は、サーベイランス事業に参加している調査対象の病院が、胃、結腸、直腸、心臓など、何種類の手術で詳しい感染状況の調査を実施し、報告しているか数字で示した。多種類の手術でサーベイランスを行っているほど、組織的に対策に取り組んでいることがうかがえる。

 「チーム判定」は、手術時に起こる感染の発生状況について、院内感染対策チームが最終的な判定を行っている病院に○印を記した。その手術に直接携わった医師ら当事者自身が判定するのと比べ、より客観性が保てると考えられる。

 項目別の回答状況を見ると、「100床当たり週実働時間」は、10~19時間と答えた病院が最も多く131病院に上った。次いで20~29時間が70病院、10時間未満が60病院と続いた。30時間以上と答えた病院も28病院あった。

 「チーム判定」をしている(○印)病院は188病院で、全体の65%が、専門チームによる客観的な判定を行っていた。

 元外科医で、院内感染対策に詳しい森兼啓太・山形大病院感染制御部長は「アンケートに答えた施設はおおむねマンパワーを十分にかけて真剣に院内感染対策に取り組んでいると言える。医療の質の根底をなすと言っても過言ではない院内感染対策への良好な取り組み状況は、高く評価できる。今後、このように真剣に取り組む施設とそうでない施設の院内感染発生状況の比較検討や、取り組みの差を診療報酬に反映させるなどの施策が必要だ」と指摘している。


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院内感染

病院名
都道府県
市区町村
専従者
100床当たり週実働時間
調査対象手術
チーム判定
市立札幌病院 北海道 札幌市中央区 3 27 4
勤医協中央病院 北海道 札幌市東区 2 24 12

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「全体を見る」でアンケート結果を見る時、「データの見方」が付いていない場合があります。「病名・テーマ」の検索結果ページの解説記事をご参照ください。

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