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つえを使っていた90歳代女性が小走りできるように 2月1日に「フレイルの日」記念イベント開催…京都府八幡市で

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つえを使っていた90歳代女性が小走りできるように 2月1日に「フレイルの日」記念イベント開催…京都府八幡市で

京都府八幡市で開かれた「フレイルの日」記念イベント

 「フレイル」という言葉を知っていますか。加齢によって筋力が衰えるなどして心身が弱り、「要介護」になる前の状態のことを言います。「フレイルの日」に制定されている2月1日、京都府八幡市で「『フレイルの日』記念イベント2024 in 八幡市」(スマートウエルネスコミュニティ=SWC=協議会、京都府八幡市主催)が開かれました。

地域で取り組む「健幸」のまちづくり

 この日のイベントには約250人が参加し、専門家の講演を聴講したり、フレイルにつながるリスクを測定したりしました。

 冒頭、同市の川田翔子市長が「多くの人に参加してもらい、『健幸』の取り組みがまちに根付いているのを感じた。健康に幸せに生きていけるまちづくりに向けて、これからも手を取り合っていきたい」とあいさつ。続いて、市内でフレイル予防に取り組んでいるNPO法人「元気アップAGEプロジェクト」や「八幡市シルバー人材センター」、市国保医療課の職員によるパネルディスカッションが行われました。

つえを使っていた90歳代女性が小走りできるように 2月1日に「フレイルの日」記念イベント開催…京都府八幡市で

川田翔子・八幡市長

運動不足解消で死亡や認知症のリスクが低下

 パネルディスカッションの進行役を務めた、SWC協議会の久野譜也副理事長(筑波大教授)は、高血圧やたばこ、高血糖、運動不足、肥満が死亡リスクを高めるという世界保健機関(WHO)のデータを紹介し、「運動すれば、(たばこ以外の)4大リスクは防げる」と指摘。そして、アルツハイマー型認知症のリスクを最も高めるのは、身体的不活動(運動不足)であると説明しました。つえを使って歩いていた90歳代の女性が、3か月の筋力トレーニング後、小走りができるようになった動画を紹介し、フレイル予防の重要性を訴えました。

つえを使っていた90歳代女性が小走りできるように 2月1日に「フレイルの日」記念イベント開催…京都府八幡市で

久野譜也・筑波大教授

 また、SWCが取り組んでいる、身近な人に健康情報を伝えるインフルエンサー「健幸アンバサダー」の養成についても触れ、「こうした社会的役割を持つことも健康長寿につながる」と説明しました。

筋トレ、脳トレ、口の体操でフレイル予防体験

 イベントでは、「フレイル予防体験会」も開催されました。自宅でできる筋トレ、記憶や感情のコントロールなどをつかさどる「前頭前野」と呼ばれる脳の一部の働きを活発化する運動、口の機能を維持する頬や舌の運動などが紹介され、参加者全員で実際にやってみました。

消費者問題を防ぐ見守り必要

 高齢者の金融問題に詳しい駒村康平・慶応大教授や、パナソニックホールディングスの山岡勝さんによる講演も行われました。駒村教授は「認知機能が落ちてくると、自分でそのことに気づけなくなる」と指摘。消費者問題で被害を受けるお年寄りが増えているとして、「地域全体で見守ることが重要だ」と強調しました。また、山岡さんは、あたかも家族と同居しているかのような環境を作る「デジタル同居サービス」で孤独・孤立を防ごうというプロジェクトの展望について説明しました。クルーズ船を利用して要介護の人に、3か月間の筋力トレーニングなどで身体機能の改善に努めてもらう新たな取り組みについても紹介しました。

フレイル予防には運動、食事、人との交流が重要

つえを使っていた90歳代女性が小走りできるように 2月1日に「フレイルの日」記念イベント開催…京都府八幡市で

大内尉義・SWC協議会理事長

 SWC協議会の大内尉義理事長は、「フレイルにならないためには、有酸素運動と筋トレ、口の健康、バランスが良くたんぱく質の多い食事、人との交流が重要。フレイルにならないために、また、フレイルからどう脱出するのか、この講演会で紹介されたヒントをぜひ覚えて帰って、実践してほしい」と話しました。

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