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続・共生のまちづくり<6>困り事 地域でみる視点…富山大病院名誉教授 山城清二さん

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 超高齢社会のまちづくりについて、富山大病院名誉教授の山城清二さんに聞いた。

続・共生のまちづくり<6>困り事 地域でみる視点…富山大病院名誉教授 山城清二さん

 1984年、佐賀医大卒。2004年、富山医科薬科大(現・富山大)病院総合診療部教授。コロナ禍での活動で「第50回医療功労賞」(読売新聞主催)を受賞した。

Q&A

 ――総合診療医が地域に出る意義は何でしょう。

 「日本の社会は今、急激な変化のさなかにあります。一人暮らしの高齢者や認知症、多くの病気を抱える人が増えました。施設で体調を悪くして入退院を繰り返しながら衰える人も多い。在宅医療の充実が不可欠です」

 「幸せに暮らすには、人や地域、種々の関係性に着目し、困り事を抱えた人を地域でみるという視点を持つ必要があります。多様な問題、関係性を同時に扱える総合診療医は重要な役割を担うでしょう。富山県内には志を同じくする自治医大出身の総合診療医たちもおり、活動が活発化しました」

 ――住民参加の地域医療再生マイスター養成を始めた理由は。

 「医療の崩壊を食い止めるため、地域で人が育つモデルをつくろうと考えました。総合診療医のほか、地域に強い看護師、行政マンらを育てる。住民にも地域の実情とニーズを知り、つながりをつくってもらう」

 「四画面思考法や地域のデザイン思考など、ビジネス界に学んだ手法も取り入れ、講座は富山県内4市町で行いました。5回の講座の修了者には『地域医療再生マイスター』の称号が授与されます」

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