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小中高生の裸眼視力「1・0未満」、過去最悪を更新…小学生37%~高校生71%

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 裸眼視力が1・0未満の小中高生の割合がいずれも過去最悪を更新したことが、28日に文部科学省が公表した2022年度の学校保健統計調査で分かった。文科省は「スマートフォンの長時間利用などが影響しているのでは」とみている。

小中高生の裸眼視力「1・0未満」、過去最悪を更新…小学生37%~高校生71%

 調査は、5~17歳の幼稚園児と小中高生らの24・8%にあたる約322万人を抽出し、集計した。

 発表によると、視力1・0未満の割合は、小学生が前年度比1・01ポイント増の37・88%、中学生が0・57ポイント増の61・23%、高校生が0・75ポイント増の71・56%だった。

 小中学生に1人1台の学習用端末が配備され、児童生徒が学校や家庭でデジタル機器を利用する時間が増えている。文科省担当者は「学校には、目と端末の距離を30センチ以上離すなどの指導を求めている」とする。

 虫歯の子供の割合は、幼稚園から高校までの各段階で改善した。特に中学生は2・14ポイント減の28・24%と、1949年度の調査開始以来初めて2割台となった。昼食後の歯磨き指導などが普及したとみられる。

 一方、身長や体重などの発育状態については5~17歳の5・4%にあたる約70万人を抽出し、集計した。標準体重より20%以上重い「肥満傾向」の割合は、幼稚園の5歳児を除く全ての学年で前年度より増加した。割合は男女ともに小学校高学年が最も高かった。文科省は、新型コロナの影響で生活リズムが不規則となったことなどが要因とみる。

 学校保健統計調査は例年4~6月に行われていたが、コロナ禍の影響で20~22年度は1年間に期間を延長して実施された。文科省は調査時期が例年と異なるため、単純比較はできないとしている。

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