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専攻医だった弟を過労自殺で失った勤務医「自己研さんは長時間労働の隠れみの」と指摘…労組のシンポで講演

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 神戸市東灘区の「甲南医療センター」で専攻医として勤務していた高島 晨伍しんご さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、高島さんの兄(31)が26日、東京都内で開かれた医師の働き方に関するシンポジウムで講演した。「自己研さん」の名目で医師の長時間労働が横行しているとし、適切な労働時間管理の必要性を訴えた。

専攻医だった弟を過労自殺で失った勤務医「自己研さんは長時間労働の隠れみの」と指摘…労組のシンポで講演

シンポジウムで講演する高島さんの兄(26日、東京都千代田区で)

 高島さんは昨年5月、神戸市の自宅で自殺。労働基準監督署は長時間労働が原因だとして労災認定した。

 シンポは、勤務医でつくる労働組合「全国医師ユニオン」が主催。オンラインを含め約90人が参加した。

 講演で、自身も勤務医である兄は、センターが長時間労働の指示を否定し、「自主的な『自己研さん』だった」と主張していることに触れ、「適切に労働時間を管理していれば自殺は防げたはずだ。なぜ自己研さんだったと言えるのか」と批判。厚生労働省の自己研さんに関する指針は曖昧な部分が多いとして、見直しの必要性を訴えた。

 兄は「自己研さんが長時間労働の『隠れみの』になっている。このままでは死に追いやられる医師がまた出る。国や行政は実効性の伴う改革をしてほしい」と語った。

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