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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

忙しい家族のためのカンタンやわらかおでん…レトルトにひと手間加えるだけ

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カンタンやわらかおでん

 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 最近、働いている40~50代の娘、息子が、70~80代の両親または片方の親を介護しているパターンをよく見ます。親の家に通ってケアをしている場合や、同居していても帰宅が遅い場合もあり、料理は作り置きしていることも多いようです。

 こうしたケースで、寒い季節には、スーパーで売っているレトルトおでんが重宝します。でも、あらかじめセットされているおでんダネには、こんにゃくやゆで卵、昆布、竹輪など、弾力があり、かみにくく、かんでも口の中でバラバラになりやすいなど、食べる機能が低下した方には食べにくい食材も含まれています。

 そこで、今回はレトルトおでんから、こうした食べにくい具材を省き、代わりにやわらかめの具材を加えるアレンジ法をご紹介します。レトルトおでんのだしや軟らかめの具材はそのまま使います。

 もちろん、省いた具材は介護者や介護者の若い家族が食べることができます。ゆで卵を崩してマヨネーズであえたり、さつま揚げや竹輪は刻んで () り豆腐などに入れたりしてもいいですね。

 今回、厚揚げは、原材料に加工でんぷんが入った商品を使用しました。でんぷんが含まれる厚揚げは煮込んでも硬くならないため、おすすめです。

 様々な介護の状況に合わせたレシピを考え、提案するのも在宅訪問管理栄養士の大切な役割です。

[作り方]

カンタンやわらかおでん

(1) 冷凍のサトイモを耐熱容器に入れ、ひたひたの水を入れてふんわりラップをして500Wの電子レンジで2分×2回加熱する。やわらかさを見て30秒ずつ延長加熱する。

(2) 市販のはんぺん、厚揚げ、だし巻き卵を食べやすい大きさに切る。

(3) レトルトおでんの出し汁のみを鍋に入れ、厚揚げとサトイモを入れて落としぶたをし、弱い沸騰が続く火加減で7~10分煮る。

(4) はんぺん、厚揚げ、だし巻き卵、レトルトおでんの具の中から大根など食べやすい具を加えてさらに5~7分、レトルトの具が温まるまで煮る。

(5) 皿に盛り付けて完成。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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