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過密状態のガザ避難民、WHOが感染症拡大を警告…下痢症状の半数以上は5歳未満

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 【エルサレム=森井雄一】イスラエル軍の攻撃を受け衛生状況が悪化しているパレスチナ自治区ガザで、冬が本格化するのを前に、世界保健機関(WHO)は感染症拡大を警告している。

過密状態のガザ避難民、WHOが感染症拡大を警告…下痢症状の半数以上は5歳未満

20日、エジプト東部ラファで、パレスチナ自治区ガザから搬送された未熟児を救急車に運び込む医師ら=ロイター

 ガザでは水・食料不足に加え、住民が避難施設に押し寄せ過密状態となり、感染症が広がりやすい環境になっている。WHOの17日の報告によると、急性呼吸器感染症が7万1000件以上、下痢は4万4000件以上確認されている。下痢症状の半数以上は5歳未満の幼児だという。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は21日、ガザの避難民が推計約170万人に達したと発表した。国連が運営する学校などの施設には約90万人が避難しており、本来の収容人数を大幅に超えているという。

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