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建築家 安藤忠雄さん

一病息災

[安藤忠雄さん]2度のがん(3)複数の臓器を摘出 「どう生きるかを考えた」…医師の勧めを欠かさず実行

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[安藤忠雄さん]2度のがん(3)複数の臓器を摘出 「どう生きるかを考えた」…医師の勧めを欠かさず実行

 2度のがん手術で、十二指腸、胆のう、胆管、 膵臓すいぞう脾臓ひぞう を摘出した。いくつもの臓器がない体で、どう生きるかを考えた。医師の勧めを一日も欠かさずに実行している。

 食事は、よくかんでゆっくり食べる。以前は、昼食は10分程度で済ませ、すぐさま仕事に戻っていたが、今は30分かけて味わう。食後には1時間の休憩をとり、本を読む。

 1日1万歩を目指し、規則正しい生活を送ることも守る。朝6時過ぎに目が覚めるとスポーツウェアに着替えて、散歩に出かける。仕事を終えた後は、行きつけのスポーツジムできっちり45分間、汗を流す。帰宅して、日付が変わる前には、床につく。

 「病気になったのだから、前と同じ生活ができないのは当たり前」。そう納得したら、新しい習慣がすんなりと身についた。毎月の検査や、1日6回の血糖値測定と、毎食前のインスリン注射さえ、面倒とは思わない。

 建物は、作っておしまいではない。手入れを怠ると、素晴らしい建築も汚れ、古びていく。「大半の方は、家を建てるのは一生に一度。孫子の代まで、100年は住めるようにしたい」。人生100年と言われる時代に、大病を経験して、建築も人も「メンテナンスが大切」と実感した。がんを経験した体に合わせた暮らしのおかげで、「張りのある声が出るし、便秘も下痢もない。すこぶる快調」な毎日だ。

建築家  安藤忠雄(あんどうただお) さん(82)

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