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商船三井元社長の生田正治氏が死去、88歳…日本郵政公社初代総裁で郵政事業の黒字化を定着

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 元商船三井社長で、日本郵政公社の初代総裁を務めた生田正治氏(いくた・まさはる)が13日午前2時46分、老衰のため、都内の病院で死去した。88歳。告別式は家族で済ませた。喪主は長男、聡氏。

商船三井元社長の生田正治氏が死去、88歳…日本郵政公社初代総裁で郵政事業の黒字化を定着

生田正治氏(2007年9月撮影)

 生田氏は兵庫県出身。1957年に慶大経済学部を卒業し、海運大手の三井船舶(現・商船三井)に入社、94年に社長に就任した。99年にナビックスラインとの合併に伴って発足した商船三井の初代社長に就いた後、郵政民営化を政策目標に掲げる小泉首相の強い要請により、2003年4月から日本郵政公社の初代総裁に就任した。

 執行役員制度をはじめとした経営への民間手法の導入に加え、トヨタ自動車方式による業務の効率化や、郵便小包「ゆうパック」の強化策などを次々と打ち出し、郵政事業の黒字化を定着させた。

 公社総裁に就く前は財界活動にも力を入れ、経済同友会副代表幹事や、日本取締役協会の理事・副会長などを歴任した。

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