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大麻と似た成分、厚生労働相「今週中に所持・使用・流通を禁止」…グミを食べた体調不良者の続出で
大麻に似た成分が含まれたとみられるグミを食べて体調不良を訴える人が相次いでいた問題で、武見厚生労働相は20日の閣議後記者会見で、東京都内で販売されていたグミから合成化合物「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」が検出されたとして、「HHCHを今週中にも指定薬物に加え、所持や使用、流通を禁止する」と述べた。

厚生労働省
厚労省の関東信越厚生局麻薬取締部などは17日、都内と大阪の5店舗に医薬品医療機器法に基づく立ち入り検査を実施した。このうち、都内の1店舗で販売されていたグミから、HHCHが検出されたという。
HHCHは大麻成分と似ているが、規制薬物には指定されていない。厚労省は近く、有識者による薬事・食品衛生審議会の指定薬物部会を開催し、HHCHを指定薬物に加える方針。類似の化合物についても包括的な指定を検討する。
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