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アルツハイマー病を語る<5>私は私「怖がることはない」

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アルツハイマー病を語る<5>私は私「怖がることはない」

地域サロンで仲間と一緒にランチの片づけをする春原さん(左)(長野県上田市で)

 「驚きも落ち込んだりもしませんでした」

 長野県上田市で暮らす 春原すのはら治子はるこ さん(79)は6年前、アルツハイマー病と診断された心境を振り返る。

 離れて暮らす娘に「電話で同じことを何回も言っているよ」と指摘されたのが、受診のきっかけだった。認知症専門医など4人の医師から、いずれも同じ診断を受けた。それを自然な流れとして受け止められたのは、認知症について長年、学んできたからだ。高齢者の多くが経験し、特別な病気ではないこと、自分らしさが失われることはなく、周りの理解があれば、これまで通り生活を続けていけることを知っていた。

 認知症への理解を深められた「安心の地域づくりセミナー」は、住民らでつくる勉強会で、2001年から続く。参加した約150人が「同窓会」を結成し、JA(農協)や高齢者施設などと協力して、誰でも立ち寄れる地域サロンをJA支店跡地に開設した。春原さんも小学校教員を定年退職してからボランティアとして関わり、地域の子どもや認知症の先輩たちを支えてきた。

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