文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

こども医療福祉センターで14件の虐待認定…看護師は依願退職

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 子どもの発達支援などを担う長崎県立こども医療福祉センター(諫早市)で複数の利用者への虐待が疑われていた問題を巡り、県は2日、調査の結果、14件の虐待を認めたと発表した。このうち12件の虐待を行った男性看護師(63)を停職5か月の懲戒処分にした。男性看護師は同日付で依願退職した。

こども医療福祉センターで14件の虐待認定…看護師は依願退職

 発表によると、男性看護師は、男児の排せつ介助の際に排せつの失敗を周囲に聞こえるように言ったり、女児の入浴介助の時に、制止されたにもかかわらず脱衣室に入ったりするなどしたという。

 また、児童を驚かせるような行為や尊厳を否定するような発言の計2件を虐待と認定。これらの言動を行った看護職員2人を厳重注意としたほか、管理監督責任を問い、同センターの次長級職員(60)と課長級職員(52)を文書訓告とした。

 県は、同センターで7、8年前頃から虐待にあたる行為が行われていたことを確認。組織内での検証・検討や、上司からの注意・指導が不十分であることに加え、虐待防止の対応が適切に取られていなかったことなどから、「組織としての問題」と指摘し、同センターに対し、児童福祉法などに基づいて行政指導を行った。

 県障害福祉課の佐藤隆幸課長は「県立施設で虐待事案が起きたことを重く受け止めている。再発防止に努めたい」と述べた。

 県は昨年度、県職員を対象にしたハラスメント実態調査から、虐待が疑われる事案が複数あることを把握し、今年6月から虐待について調査を進めていた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事