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アルツハイマー病を語る<4>治験3年半 穏やかな生活 

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アルツハイマー病を語る<4>治験3年半 穏やかな生活 

元妻(左)から「レカネマブ」の皮下注射を受ける男性。注射の方法は研修を受けた(山口県内で)

 製薬大手エーザイなどが開発したアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)の実用化が近づいている。今年9月、国内での製造販売が承認された。

 山口県在住の男性(64)は2020年春から、レカネマブを点滴で投与する治験に参加。終了後も21年秋から皮下注射での効果を調べる治験を受ける。注射は腕に打ち、数十秒で終わる。「痛いけど、どうってことないよ。慣れちょる」

 男性に異変が表れ始めたのは、18年春頃。落ち込んだり、イライラしたりするようになり、車を止めた場所を忘れて、タクシーで帰宅したこともあった。うつ病だと思い、数か月間、精神科クリニックに通った。

 「何かおかしいんです」。19年11月、認知症を疑い、ながみつクリニック(山口県防府市)を受診した。認知機能検査では、直近の出来事を記憶する力が明らかに低下しており、アルツハイマー病と診断された。

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