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医療・健康・介護のコラム

[菅原洋一さん](上)90歳でも歌い続けるレジェンド 「年寄り歩きしないで、しっかり歩いて」妻の叱咤激励がありがたい

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 「知りたくないの」などのヒット曲で知られ、NHK紅白歌合戦に22回連続(1967~88年)で出場した歌手の菅原洋一さんは、今年8月に90歳を迎えました。今も「生涯現役」をモットーにステージに立ち続けています。驚くような若さの 秘訣(ひけつ) と、衰えることのない歌への情熱を語ってもらいました。(聞き手・藤田勝、撮影・小倉和徳)

今も毎月のようにライブやコンサート

[菅原洋一さん](上)90歳でも歌い続けるレジェンド 「年寄り歩きしないで、しっかり歩いて」妻の叱咤激励がありがたい

――90歳を目前にNHK「うたコン」(2023年6月6日放送)に出演されて、1967年のヒット曲「知りたくないの」を堂々と歌われました。反響が大きかったようですね。

 あまりにも反響が大きくて、驚きました。やっぱりテレビの力ってすごいですね。8月のバースデーコンサートも、おかげさまで大盛況でした。

――今も毎月のようにライブやコンサートを続けているそうですね。

 請われる限りは断りません。歌うことが生きがいですからね。

――体力的に大変ではないですか。

 なるべく立つようにはしていますが、最近は座って歌うことが多いです。

――90歳で現役というのは、ご自身でも想像していましたか。

 歌っているうちに、こうなっちゃった感じ。成り行きですかね。

小学生の頃、胸膜炎や腎臓の病気

――引退の文字が頭に浮かんだりしたことは?

 それはないです。とにかく一生懸命に歌うことしかできないので。子供の頃は体が弱かったんです。小学生の頃に胸膜炎になったり、腎臓を弱くしたり。それが、ここまで来られたのは、やっぱり歌ってきたことが良かったのだと思います。

――何か特別な健康法があるわけではない?

 その時の流れの中で、健康に良さそうなことはいろいろやりましたけどね。でも、いい加減なこともやっていましたし、結局、歌って喜ばれることが一番です。「良かったよ」って言われたら、次はもっと喜んでもらえるように、どんなふうに歌おうかと考える、その繰り返しです。

コロナでステージなくなり、「声が出なくなったら…」

――年齢に応じて歌い方は変わってきましたか。

 変わってきました。若い頃は、自然にいい声が出ました。それが80を過ぎ、コロナの影響で2年間もステージがなくなり、家にこもり、動かないし、歌わない。これが一番良くなかったです。声帯も筋肉と同じで、使わないと硬くなってしまう。だから一時は、声が出なくなったらどうしようと心配でした。

 脚も弱くなって、どうしてもよちよち歩きになってしまうので、奥さんにいつも叱られています。「年寄り歩きをしないで。皆さんにステージでいい姿を見せなくちゃいけないんだから、しっかり歩いて」と(笑)。そう言ってくれる人がいるのは、ありがたいことですが。

――このごろはピアニストの大貫祐一郎さんの生伴奏で歌うことが多いようですね。

 ピアノと1対1ですから、会話ができます。以前は決められた伴奏に合わせて歌っていたわけですけど、今は、僕の歌によってピアノの音も動きも違ってくる。だから同じ歌であっても、「今日は、僕はこんな気持ちで歌います」というふうに、いろんな歌い方ができます。それがとても楽しいですね。

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