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皮膚の難病「類天疱瘡」治療法は…症状は体のあちこちに水ぶくれやかゆみ 

 85歳の母が「 類天疱瘡るいてんぽうそう 」という皮膚の難病にかかりました。体のあちこちに大きめの水疱ができて、痛々しいです。飲み薬と塗り薬で対処しています。原因と治療法を教えてください。(60歳男性)

重症なら血漿交換療法も

本田 哲也 浜松医科大学皮膚科教授(浜松市)

 類天疱瘡とは、やけどや虫刺されでできるような大型の水疱(水ぶくれ)が、体のあちこちの皮膚にできる病気です。かゆみを伴うことも多いです。口の中などの粘膜にできる場合もあります。さまざまな年齢で発症しますが、相談のように高齢の方に多くみられます。

 水疱ができるのは、皮膚に対する「自己抗体」という物質が原因です。この物質は皮膚の正常な構造を破壊してしまうため、結果として水疱が形成されます。なぜ、この自己抗体ができてしまうかは不明です。一部の糖尿病薬の副作用で表れるケースがあり、その場合は主治医と相談の上、その薬の中止を検討します。

 治療法ですが、軽症なら、多くは免疫抑制作用のあるステロイドの塗り薬でコントロールできます。中等症以上になると、ステロイドの飲み薬やその他の免疫抑制剤を用います。

 症状の程度によっては、入院の上、免疫グロブリンの点滴や 血漿けっしょう 交換という治療によって、血中の自己抗体を除去します。年齢や症状に応じて、どの治療を行うかを考えます。

 類天疱瘡は、国の難病にも指定されています。申請しても必ずしも全ての方が認定されるわけではないですが、認定されると医療費補助が受けられるので、主治医と相談してください。

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