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AYAがんの葛藤<1>骨肉腫治療後 引きこもる

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AYAがんの葛藤<1>骨肉腫治療後 引きこもる

中学生のとき、骨肉腫の治療を経験した中西さん(京都市で)

 「スポーツ、できなくなるんですか?」

 「そうや。そんなことより治療を頑張るんやで」

 京都市に住む公務員中西俊介さん(34)は20年前、総合病院の診察室で、医師にそう告げられたときの衝撃を鮮明に覚えている。隣で父が泣いていた。中学2年の秋だった。

 数か月前から我慢していた左脚の痛みは、骨にできるがん「骨肉腫」によるものだと診断された。

 真っ先に思い浮かんだのはサッカーのことだった。小学生から打ち込み、部活動の副キャプテンに選ばれたばかり。「これからという時期なのに……」。まるで地面が抜け落ちてしまうような感覚に襲われた。

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治療中の中西さん。脱毛やむくみなど見た目の変化にも戸惑ったという=本人提供

 すぐに奈良県立医科大病院( 橿原かしはら 市)に入院し、整形外科医の 朴木ほおのき 寛弥さんに説明を受けて、抗がん剤治療を始めた。その後、がんがある左脚のすねの骨を切除し、右脚の骨の一部を移植する大手術を受けた。術後は左脚を大きな金具で固定し、再発を防ぐ抗がん剤治療を半年以上続けた。

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