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今夏の記録的猛暑でニワトリ6899羽死ぬ、昨年の10倍…山形県が調査
山形県は22日、今夏の記録的な高温と水不足による農作物などへの被害(速報値)をまとめた。

ニワトリ(イメージ)
特に畜産業の被害が大きく、7月1日~9月15日に暑さで死んだ家畜数は、牛が前年同期の2・7倍の103頭、豚が同1・9倍の100頭、ニワトリが同9・9倍の6899羽だった。
水産業では、酒田市沖でイガイ約15トンの死骸が見つかったほか、遊佐町の養殖場でアワビ約5000匹、鶴岡市の養殖場でヒラメ74匹が死んだ。内水面では、小国町でイワナとヤマメが計約7000匹、同町と庄内町でニジサクラが約1000匹、長井市でニシキゴイの稚魚が約6万匹死んだ。
農作物は、33市町村で計49品目に生育不良などの被害が見つかった。特に水稲は、県内各地で水田が干上がった影響で収穫量の減少が見込まれる。ブドウやリンゴなどの果実は、日焼けによる品質の低下が懸念され、アスパラガスやネギなどの野菜でも生育の停滞が見られた。
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