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一病息災

闘病記

[萩本欽一さん]脳梗塞(5)「病気になるのは誰でも当たり前のこと」…亡き妻スミちゃんの教え

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[萩本欽一さん]脳梗塞(5)「病気になるのは誰でも当たり前のこと」…亡き妻スミちゃんの教え

 80歳になったとたん、むせたり、ころんだりと体が自分のものではなくなったように年齢を感じた。昨年は 脳梗塞のうこうそく になった後、新型コロナウイルスに感染した。

 それでも、元気でいられる心の持ちようがある。

 「病気になるのは誰でも当たり前のこと。大きな問題ととらえない方がいい」

 そう教えてくれたのは、2020年8月に亡くなった3歳年上の妻・澄子さんだ。16年頃、肺がんと診断された際、医師から「半年持たない」と告げられた。

 「スミちゃんは度胸があってさ。余命宣告されても『あーそうですか』とにっこり笑っていた。心が病んでいないことが長生きにつながったんだね」

 澄子さんは「欽ちゃんの妻」として表に出ることはなく、3人の子どもを育て上げた。どんな時も「家族に気を使わないで。好きなだけ仕事をしなよ」と応援してくれた。

 別れから間もなく3年。7月、亡き妻への感謝の思いをつづったエッセー「ありがとうだよ スミちゃん 欽ちゃんの愛妻物語」(文芸春秋)を出版した。

 今後も、ユーチューブの配信は続けるつもりだ。「僕の笑いの原点は、下積みをしていた浅草のコメディアン時代。体を使う笑いは少し難しくなったけれど、人を傷つけない笑いを多くの人に見てもらいたい」(文・加納昭彦、写真・青木久雄)

萩本欽一さんギャラリーページ【写真3枚】

コメディアン  萩本欽一(はぎもときんいち) さん(82)

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