伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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冷凍唐揚げで炊き込みご飯…火を使わない超カンタン料理
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は冷凍の唐揚げを使用したレシピのご紹介です。
私が訪問する高齢者の家庭の冷凍庫でよく見かけるのが、唐揚げです。「レンジで温めて、そのまま食べられる」「ボリュームがある」などが購入の理由となっているようです。
意外かもしれませんが、男性が妻や母親を介護している場合、料理に冷凍食品を使うことにひけめを感じる方が少なくありません。しかし、あまりに手順の多いレシピは負担になります。こうした方に、できるだけ器具も調味料も使わず、目先の変わった料理を提案すると、けっこう喜ばれます。
今回のレシピは、冷凍の唐揚げを、米と一緒に炊飯器で炊くだけの簡単メニューです。唐揚げもとても軟らかく仕上がり、唐揚げのうま味の利いた下味と衣のコクで、少ない調味料でもおいしく仕上がります。
こういう火を使わない料理は、暑い日に調理をする人にはうれしいですよね。夏休み中の子どもの昼ご飯にもぴったりではないでしょうか。
このレシピではニンジンを加えていますが、生の野菜がない時や、包丁が使いにくい場合は、冷凍グリーンピースやミックスベジタブルなどを加えても彩りよく仕上がります。調理技術に応じて作りましょう。
[作り方]
(1) 米をとぎ、水気を切る。
(2) ニンジンは皮をむき、太めの千切りにする。
(3) 炊飯器の内釜にといだ米とめんつゆを入れ、水を加えて2合の水位に合わせる。
(4) (3)に凍ったままの冷凍唐揚げ、(2)のニンジンを入れ、通常の炊飯メニューで炊く。
(5) 炊きあがったら、唐揚げをほぐしながら、ご飯に味をなじませる。
そのままで十分おいしく食べられるが、冷凍の枝豆を解凍したものや青ノリがあればトッピングすると彩りが良くなる。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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