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マダニ感染症<3>紅斑熱 早期に抗菌薬投与

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 熊本県天草市の坂口克夫さん(75)は2014年9月、日本紅斑熱にかかった。急な症状に襲われた時をよく覚えている。

マダニ感染症<3>紅斑熱 早期に抗菌薬投与

日本紅斑熱を経験した坂口さん。感染に気をつけながら田畑での作業を続ける(熊本県天草市で)

 自宅近くの畑で、イノシシよけの電気柵を取り付ける作業にあたっていた。強いだるさでぐったりと動けなくなり、仲間に作業の交代を頼んだ。

 「いつもは難なくこなせるのに、体が思うように動かなかった」

 日本紅斑熱は微生物「リケッチア」を持つマダニに刺されて発症する。人から人へは感染しない。

 潜伏期間は2~8日。発熱や全身の発疹、マダニの刺し口周辺に出る赤みが特徴だ。ほかに、だるさや 嘔吐おうと 、むくみなど様々な症状が起こる。

 テトラサイクリン系の抗菌薬が有効だ。点滴薬と飲み薬がある。この感染症を長く研究してきた福井大教授の岩崎博道さんは、「早く診断して、抗菌薬の治療をすれば、命を落とすことはほぼない」とする。

 坂口さん自身は、だるさに見舞われた時、マダニ感染症を疑った。10か月ほど前に、マダニに刺されて「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」になった経験があった。その時と、症状がよく似ており、ピンときたという。

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