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マダニ感染症<1>SFTS 致死率3割

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 山口県下関市に住む安永 多輝たき さん(71)は2017年10月、同県立総合医療センター(防府市)に救急搬送された。数日前から高熱が続き、徐々に意識がもうろうとしてきた。

マダニ感染症<1>SFTS 致死率3割

工房の前で、SFTSに感染した状況を振り返る安永さん夫婦(山口県下関市で)

 右腕には刺された痕があった。診察した同センター血液内科の高橋徹さんは血液検査の結果も踏まえ、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を疑った。SFTSウイルスを持つマダニに刺されて発症する感染症だ。

 国内で初めて確認されたのは13年で、治療薬は開発中だ。強い炎症にはステロイドを使うなど対症療法しかなく、約3割が亡くなる。ウイルス感染症の中では高い致死率だ。

 「現時点で、命が助かるかどうか五分五分です」

 妻の雅子さん(64)は、高橋さんからそう告げられ、言葉を失った。

 安永さん自身は、同センターに到着してから1週間の記憶はない。目覚めた時、体は、たくさんの管につながれていた。ウイルス検査の結果、SFTSだったと聞いて、驚いた。

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