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フレイル対策 予防するのに必要なたんぱく質は1日どのくらい?

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[フレイル予防隊]ちょい足し料理でたんぱく質…冷蔵庫にある食材工夫

 フレイル予防のためにはしっかり食べることが重要ですが、どんなメニューにすればよいか、悩んでいる人も多いと思います。そこで今回は、フレイル講座で「元気ごはん」を監修する大妻女子大学の川口美喜子教授(65)に料理教室を開いてもらいました。参加した予防隊の皆さんが、効果的なメニューを考えた様子をリポートします。(長原和磨、石井千絵)

 料理教室は、同大学千代田キャンパス(東京都千代田区)の実習室で6月3日に開かれ、首都圏に住む予防隊の11人が集まった。

 「人からもらったレシピだと、実際に作るのは年に1、2回。冷蔵庫を開けた時に、そこにある食材で自由に発想してアレンジできるようになってください」

 冒頭、川口教授がそう言って、掲げたテーマは「ちょい足しの工夫でフレイル予防」。5品の基本メニューのレシピを配布し、用意された食材を自由に加えてたんぱく質を足すよう呼びかけた。普段から、自宅にある食材で効果的なメニューを作れるようにする狙いだ。

 基本メニューは、〈1〉トマトライス〈2〉簡単サラダチキン〈3〉タマネギのチーズ焼き〈4〉ホウレンソウのお浸し〈5〉アレンジサラダ――。

[フレイル予防隊]ちょい足し料理でたんぱく質…冷蔵庫にある食材工夫

サラダ用の食材を選ぶ予防隊のメンバー(3日、東京都千代田区で)

 「サラダにシラスを入れてみましょうよ」「大豆を入れると、たんぱく質も取れるんじゃない」――。

 3~4人ずつの3班に分かれた参加者からは、次々とアイデアが飛び出した。普段の味付けや好み、得意料理も異なるため、思わぬ相乗効果が生まれたようだ。

 テーブルに並んだ各班の完成品を見た参加者たちは、スマホで撮影しながら「これ、今度やってみよう」「おいしそう」などと歓声を上げた。東京都目黒区の松下かおりさん(54)は「自分では思いつかない調理方法ばかりで、楽しいですね」と話していた。

 フレイル予防に関する著書もある川口教授の話を直接聞いて、今後の参考にしたメンバーもいる。お米やパンでカロリーを取ることが、たんぱく質の摂取と同じくらい重要だと知った東京都多摩市の高瀬喜重子さん(85)は「食べる量が減り、肉や魚を中心に食べていたけれど、大好きな炭水化物も食べていいと分かり、安心しました」と笑顔だった。

 たんぱく質の摂取方法を尋ねたのは、埼玉県鶴ヶ島市の三浦君子さん(68)。川口教授が、朝昼晩の1日3回、食事に少しずつたんぱく質を加えることが効果的だと説明すると、大きくうなずいていた。

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