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一病息災

闘病記

[角野卓造さん]一過性脳虚血発作(3)舞台に区切り 直後に新たな不調…治療は「最高のタイミング」

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[角野卓造さん]一過性脳虚血発作(3)舞台に区切り 直後に新たな不調…治療は「最高のタイミング」

 一過性脳虚血発作が起きるのを心配して2017年、舞台の仕事に区切りをつけた。その直後、新たな不調が生じた。「時々息苦しい。体を動かしている時に、くっと胸を締め付けられるような痛みを感じる」。18年夏、70歳を過ぎると頻発するようになり、循環器の専門病院を受診した。

 すぐに、心臓の検査を受けた。血管に細い管(カテーテル)を通して、血管内の様子を確かめる。 狭窄きょうさく が見つかれば、そのままステント(金網状の筒)を入れて血管を広げる治療を行うと説明された。

 ベッドに横になると、右手首からカテーテルが挿入され始めた。全身麻酔ではないので意識はある。医師はモニター画面を見ながら操作し、ベッドが動いてカテーテルが心臓に向かって進んでいく。「ここだね。きょう処置しましょう」と言われた。

 心臓に血液を送り込む冠動脈にステントを入れた。狭心症の状態で、遠からず心筋 梗塞こうそく が起きる恐れがあったという。「最高のタイミングで来ましたね」。医師の言葉にほっとした。以来、降圧剤など5種類の薬を毎日飲む。

 狭心症も一過性脳虚血発作も、高血圧やストレス、肥満が発症リスクとされる。健康にいっそう気をつけるようになった。

 昨年、江守徹さんの後を継いで文学座の代表に就任した。「育ててもらった恩を少しでも返せればと思いました」

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俳優 角野卓造(かどのたくぞう) さん(74)

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