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能楽界を代表する大鼓奏者、人間国宝の亀井忠雄さん死去…81歳

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 能楽界を代表する大鼓奏者で人間国宝の亀井忠雄(かめい・ただお)さんが3日、肺炎で死去した。81歳だった。告別式は8日午前11時、東京都文京区大塚5の40の1護国寺桂昌殿。喪主は長男、広忠さん。

能楽界を代表する大鼓奏者、人間国宝の亀井忠雄さん死去…81歳

亀井忠雄さん(2017年7月撮影)

 能楽 囃子はやし葛野かどの 流大鼓方の亀井俊雄(人間国宝)の次男に生まれ、1949年に初舞台。父のほか、川崎 九淵きゅうえん (人間国宝)、吉見嘉樹にも師事し、鋭く華麗、かつスケールの大きな演奏で頭角を現した。

 2002年に人間国宝に認定され、04年に紫綬褒章、12年に旭日小綬章、19年に日本芸術院賞、同年に日本芸術院会員。国立劇場の能楽研修の主任講師として長年、後進の育成にも努めた。

 12年に葛野流家元を継承し、16年に広忠さんに引き継いだ。妻は歌舞伎囃子方の田中佐太郎さんで、次男の田中伝左衛門さん、三男の田中伝次郎さんも歌舞伎囃子方という囃子一家。

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