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来年の大学入試、マスク義務づけなし…共通テストの追試験は2会場に縮小

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 文部科学省は2日、2023年度に行う大学入試の実施要項を発表した。試験時のマスク着用義務がなくなるなど、新型コロナ禍前の対応に戻す。大学入学共通テストの追試験の会場も、各都道府県から2会場へと縮小することを明らかにした。

来年の大学入試、マスク義務づけなし…共通テストの追試験は2会場に縮小

大学入学共通テストに臨む受験生たち(2023年1月14日、東京都文京区の東京大学で)=大金史典撮影

 コロナ禍の大学入試を巡っては、文科省は20年度実施の大学入試から3年連続でマスクの着用を義務づけるなど、感染対策を徹底してきた。

 5月に新型コロナの感染症法上の分類が5類に引き下げられたことを受け、新型コロナの感染対策を撤廃。実施要項では「流行状況を踏まえ、換気の確保や手洗いの慣行などの対策を講じる」と一般的な感染症対策を記載した。

 共通テストについても、追試験の会場を47都道府県で設けていたが、今年度は2会場へと以前の体制に戻す。一方、追試験の実施を通常より1週間長い2週間後としていたが、急激な変化に伴う受験生らの不安にも配慮して、この期間は継続するとした。

 昨年1月の共通テストの問題流出事件を受けたカンニングなどの不正行為の防止策は継続する。

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文部科学省

 共通テストは24年1月13、14日、追試験は同27、28日に行う。

 

 同省は2日、25年に行う共通テストの実施大綱も発表した。プログラミングなどを問う科目「情報I」が加わり、地理歴史が大きく再編される。浪人生向けの経過措置科目も出題される。

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