文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

スポーツDr.大関の「ムーヴ・オン!」

医療・健康・介護のコラム

吉田正尚選手も悩まされた腰痛、内視鏡手術で早期復帰

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
吉田正尚選手も悩まされた腰痛、内視鏡手術で早期復帰

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をきっかけに、メジャーリーグでの日本人選手の活躍に関心を持つ人は増えているのではないでしょうか。侍JAPANで13打点の素晴らしい働きをして、レッドソックスで活躍している吉田正尚選手からも目が離せません。メジャーリーグ選手としては小柄な身長173センチでホームランを打つ姿には感動を覚えます。吉田選手と言うと、スポーツドクターとしては、過去に腰の手術をしたことが思い出されます。

かつて腰の手術は選手生命に関わった

 吉田選手はオリックス・バファローズに入団して、初年度から腰痛に悩まされ、プロ2年目の2017年に腰の手術を受けました。腰の手術というと、昔は選手生命に関わる大きなことでした。例えば腰椎椎間板ヘルニアを摘出するにも、筋肉を骨から剥がす必要があり、体への負担は大きなものです。それが、近年は、体に穴を開けて、そこから挿入した器具で行う内視鏡手術が定着し、小さなキズで椎間板にアプローチできるようになりました。専門的な知識と技術が必要で簡単な手術ではありませんが、筋肉の損傷も少なく、術後の復帰も早くなります。

腰のトラブル予防にピラティスも

 一流の選手でも腰痛に悩まされることはありますが、腰が悪くならないように予防できれば、それが何よりです。腰に過度の負担をかけないためにも、腰椎の安定化、股関節や胸椎の可動性を得ることが重要で(文献1、2)、ピラティスのメソッドも活用されています(文献3)。術後のリハビリテーションでも活用されています。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

oozeki-nobutake_prof

大関 信武(おおぜき のぶたけ)

 整形外科専門医・博士(医学)、読売巨人軍チームドクター、日本スポーツ医学検定機構代表理事、日本スポーツ協会公認スポーツドクター

 1976年大阪府生まれ、2002年滋賀医科大学卒業、14年横浜市立大学大学院修了。15年より東京医科歯科大学勤務。野球、空手、ラグビーを経験。スポーツ指導者などへのスポーツ医学知識の普及を目指して「スポーツ医学検定」(春、秋)を運営している。東京2020オリンピック・パラリンピックでは選手村総合診療所整形外科ドクター。

過去コラムはこちら

スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす

スポーツDr.大関の「ムーヴ・オン!」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事