医療ルネサンス
読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。
医療ルネサンス
乾癬<3>つらい発作 防げる時代に

膿疱性乾癬にみられる赤みや膿=山本さん提供

長男(右)は中学2年生に。C子さんは「安心して子育てができるようになった」と語る
突然、高熱が出て、みるみるうちに皮膚が真っ赤になり、 膿 がたまった水ぶくれ( 膿疱 )が全身に広がる。そんな激しい発作(急性症状)を特徴とする 乾癬 がある。国の難病に指定されている「膿疱性乾癬( 汎発 型)」で、全国の患者は約2000人とまれなタイプだ。
福島県の主婦C子さん(49)は、発作について「全身やけどを負ったような痛みに 倦怠 感を伴う。生きているのがつらくなります」と語る。
この難病のやっかいさは、再発を繰り返しやすい点だ。C子さんも、子どもの頃から幾度となく経験してきた。
発作の時は、皮膚に限らず、全身に炎症が及んでいる。心臓や肺、目や関節など様々な合併症が起こることがある。このため、毎回入院し、免疫抑制剤などで治療を受けていた。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
【関連記事】