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「マイナンバー」別人の口座を登録、6自治体で11件…デジタル庁は受取口座総点検へ

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 河野デジタル相は23日の閣議後記者会見で、年金や給付金を受け取るためにマイナンバーと預貯金口座をひもづける「公金受取口座」を巡り、別人の口座情報を誤って登録するミスがあったことを明らかにした。窓口での人為的なミスで昨年7月以降、福島市など6自治体で11件が確認された。デジタル庁はこれまでに登録された公金受取口座を総点検する。

「マイナンバー」別人の口座を登録、6自治体で11件…デジタル庁は受取口座総点検へ

河野太郎デジタル相

 誤ってひもづけされた情報は訂正済みで、誤って入金される例は起きていない。

 マイナンバーカードの取得者にポイントを還元する「マイナポイント」の手続きのため、自治体の支援窓口の端末で、マイナポータルの利用者が操作した時のミスが原因だという。手続きを終えた後に、ログアウトしなかったため、同じ端末で次に手続きした人の口座情報が前の人のアカウントに誤って登録されてしまった。

 登録は原則、本人が行うが、福島市では支援員が操作を行う例があった。誤って登録した事例は4件見つかった。デジタル庁は23日、自治体にマニュアルの徹底を求める通知を出した。

 マイナンバーカードを巡るトラブルは今年3月以降、相次いで発覚している。コンビニエンスストアの証明書発行サービスでは、別人の住民票の写しなどが誤って交付される不具合が見つかった。

 マイナカードと一体化した健康保険証(マイナ保険証)に、別人の情報がひもづけられる入力トラブルも約7300件あり、医療費などの情報が他人に閲覧されたケースもあった。

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