文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

カナダ在住の被爆者サーロー節子さん「広島で開いた意味がない」…G7首脳声明を批判

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
カナダ在住の被爆者サーロー節子さん「広島で開いた意味がない」…G7首脳声明を批判

記者会見でG7サミットを批判するサーロー節子さん(21日午後、広島市中区で)=長沖真未撮影

 核兵器の非人道性を訴え続けているカナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(91)が21日、広島市内で記者会見し、議論の成果をまとめた「首脳声明」について「核抑止が前提になっている。私たち被爆者が経験したことをわかってくれたのか。広島で開いた意味がない」と批判した。

 13歳の時に被爆したサーローさんは、カナダ人と結婚してトロントに移住後、世界各国で証言を重ねている。2017年には核兵器禁止条約の制定に向けた国連本部の会議に参加し、条約の成立に貢献。同年に核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞した際、被爆者として初めて授賞式で演説した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事