山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
医療・健康・介護のコラム
朝ごはん 食べるのが遅い子どもにイライラ 解決策は?
こんにちは。乳幼児専門管理栄養士の山口真弓です。
4月に入り、新学期が始まります。環境の変化になかなか慣れないというお子さんも多いのではないでしょうか。この時期に、保護者が抱く悩みとして多いのが「朝ごはんを食べるのが遅くてイライラする」です。今回は解決策を考えてみたいと思います。
前夜の生活を振り返る
前日の夕ごはんの(1)食べ終わった時間(2)食べた量(3)メニュー――を振り返ってください。
食べ終わった時間は遅くなかったでしょうか? おなかがいっぱいの状態ですぐに眠ってしまうと、十分に消化できずに翌朝、「おなかがすいた」と感じなくなります。
また、量が多かったり、脂っこいものだったりすると、消化に時間がかかります。朝ごはんを食べられないようであれば、夕飯の時間やメニューを見直してみましょう。
寝る時間が遅くなると、朝起きられなくなります。体が十分に起きていない状態だと、朝ごはんは食べられません。
塾や習い事に通ったり、保護者が共働きだったりして、夕飯を早めることは容易ではないという人も多いと思いますが、就寝2~3時間前に済ませておくのが理想です。
夕飯が終わったら、部屋の明るさを落としたり、スマートフォンは使わないようにしたりして、子どもが眠くなるようにすることも大切です。
朝ごはんは品数、量が少ないとダメか
朝ごはんは、一日の活力源になるとともに、脳や内臓、器官を目覚めさせて体温を上げ、排便を促す役割があります。ただ、たくさん食べなければいけないということはないですし、忙しければ、しっかりしたメニューにしなくても問題ありません。いつまでも食べ終わらないという場合は、品数や量を減らしてみるのもアリです。
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