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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

市販の千切りキャベツで卵とじ…車で買い物に行けなくてもできる簡単ヘルシー料理

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千切りキャベツで卵とじ

 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 高齢者から「偏った食生活をしている」という相談を受けた時、食事の内容だけ確認すればいいというわけではありません。「どうしてそうなったのか」を確認することが必要だと感じます。

 郊外に住むひとり暮らしの利用者さんは「大きなスーパーに車で連れて行ってくれる娘が入院してしまい、買い物に行けなくなった」ことが理由で、歩いていける距離のコンビニで弁当や菓子パンを買うことが多くなり、偏った食生活になってしまっていました。車なら、少し重さのある野菜や生鮮食品も持ち帰ることができますが、歩いて持ち帰れる量や重さには限りがあります。そうなると必然的に、弁当や菓子パンなど軽いものを選んでしまいます。

 このように、高齢期の栄養障害は理由も様々で、生活全部を見て理由を考える必要があります。

 「食べる量が減っている」という場合に、食事の内容とお口の機能を確認するだけでなく、生活上の原因も探ります。そのうえで実践可能な提案をすることも大切で、提案したことができたのかどうかを確認しなければなりません。

 今回は、市販の「千切りキャベツ」を使った卵とじのご紹介です。袋入りの千切りキャベツがスーパーやコンビニで販売されています。洗わずに食べられる便利な食材です。それほど重くないため持ち帰りやすく、ひとり暮らしでも使い切れる量であることからお勧めすることがあります。 

 生鮮食品の中でも卵は比較的、長持ちすることや、小さくても栄養価が高いため、常備しておくと便利です。

 今回は千切りキャベツを使用しましたが、1/4カットのキャベツを自宅で刻んでも構いません。

 軟らかめのお食事が必要な場合には、千切りを短めにカットする、いためる際にふたをして数分蒸す、卵は半熟で火を止めるなどの工夫で食べやすくなります。

[作り方]

千切りキャベツの卵とじ

(1) 千切りキャベツが長くて食べにくい場合は、短めに切る。卵は白身と黄身がざっと混ざる程度にかき混ぜる。

(2) フライパンに油を熱し、キャベツを入れていためる。軟らかく仕上げたい場合には水大さじ2杯を入れ、ふたをして3分くらい蒸す。

(3) キャベツがしんなりしてきたら火を弱めて、(1)の卵を回し入れ、ひと混ぜして火を止める。最後にめんつゆとすりゴマを入れ、混ぜ合わせて完成。飾りに粉末パセリ(分量外)を少々。

※千切りキャベツを切るとき、袋の上からざっくり切って、フライパンの上で袋から出すと、キャベツが散らばらなくて後始末が楽ですよ。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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