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摂食障害<5>短期回復へ家族ぐるみで

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 「この子を助けるにはどうすればいいのか」。急にやせた中学1年の次女A子さん(13)の様子に、神奈川県在住の母親(45)は不安を募らせた。2021年8月、受診した総合病院で、摂食障害の一つ「神経性やせ症」と診断された。

摂食障害<5>短期回復へ家族ぐるみで

A子さんの母親は毎日、食事のメニューを折り紙に書き、親子で共有していた(神奈川県内で)

 数か月前から、A子さんは「おなかがすかない」と言って、あまり食べなくなった。脱水症状を起こし、低体重・低栄養状態であることが分かり、すぐに入院した。体重は32キロ。5キロ増を目指したが、病院の食事にほとんど手をつけず、予定を早めて退院した。

 困り果てた母親は必死で情報を集め、「FBT(ファミリー・ベースド・トリートメント)」という治療法を知った。患者本人だけでなく、家族ぐるみで取り組む「家族療法」の一つだ。発症年齢が19歳以下で、病歴3年未満の若い神経性やせ症の患者に適している。英国が発祥で、欧米では効果が高い治療法として一般的だが、日本では専門家が少ない。

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